出版社内容情報
【著者紹介】
1965年、東京生まれ。1988年、上智大学文学部哲学科卒業。坂本プロジェクト代表。ITクリエイター(第一種情報処理技術者)兼フリージャーナリスト。著書に『サーチの鬼』(共著、オークラ出版)『ビル・Gからの手紙』『ビル・Gからの手紙2』(アスキー)など。現在、All About(オールアバウト)で「野球・メジャーリーグ」ガイドを務める。新しい試みを模索するウェブサイト、Portal Comoesta(ポータルコモエスタ・通称PoCoMo、http://comoesta.jp/)運営中。
内容説明
インターネットにはゴミ情報しかないと言われたのは、もはや過去の話だ。現在のネットは、学術機関などのデータベースが充実し、宝の山となっている。しかし、その宝を使える人間はどこにもいない。なぜなら、IT技術の進歩で情報爆発が起きた結果、何が重要で必要な情報なのか、誰も判断できなくなってしまったからだ。個々人は自分の理解できる情報(つまりレベルの低い情報)だけに手を出し、簡単に充足してしまう。ジャンク情報だけでお腹いっぱいだから、もはやレベルの高い情報の存在には気づかない。そしてゴミのような意見をブログで公表し、さらにジャンク情報は増殖していく。ネットはレベルの低い同類同士の交信を加速させ、情報のぬるま湯に浸った低レベル人間を大量に作り出してしまった。つまり、Webは進化どころか、明らかに退化しており、そして社会そのものも劣化させているのである。
目次
1 あふれかえるジャンク情報に溺れゆく人々
2 mixiと2ちゃんねるが加速させる「エンドレス・コミュニティ」
3 踊るホリエモンと踊らされるライブドア
4 ケータイという名の支配ツール
5 たかがGoogle、あるいはWeb2.0というイカサマ
6 「のまネコ」と「暗黒スプー」が溶かし込んだ著作権
7 韓国「オーマイニュース」で実現した「低度化先進国」への一番乗り
8 「ハイパー高度情報」で、低度情報化社会を突き抜けろ
著者等紹介
コモエスタ坂本[コモエスタサカモト]
1965年、東京生まれ。1988年、上智大学文学部哲学科卒業。坂本プロジェクト代表。ITクリエイター(第一種情報処理技術者)兼フリージャーナリスト。現在、All About(オールアバウト)で「野球・メジャーリーグ」ガイドを務める。新しい試みを模索するウェブサイト、Portal Comoesta(ポータルコモエスタ・通称PoCoMo)運営中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。