出版社内容情報
VAIO開発現場で見たソニーの凋落
■技術が消えブランドだけが残った!
いまやソニーは昔のソニーではない。この現実を私はVAIO開発に携わってつぶさに体験し、絶望して退社した。現在、薄型液晶テレビBRAVIAが好調で、「ソニー復活」とまで言われているが、それは木を見て森を見ないメディアの勝手な判断である。なぜなら、BRAVIAのパネルは韓国サムスン製だからだ。独自のブラウン管技術で市場を疾駆したかつての姿は、見る影もない。同じように、携帯音楽プレーヤーの代名詞だったウォークマンは、現在iPodに完膚なきまでに叩かれている。
つまり、今のソニーには誇るべき独自の技術がほぼなくなってしまった。新CEOハワード・ストリンガーが立て直そうとしているソニーは、ソニーという一流ブランドを持った三流企業でしかない。
数字至上主義、歪んだ成果主義、社内の派閥争い……これらが、ソニーから企業存立の根幹である技術を奪い去ってしまったからだ。
【目次】
Introduction はじめに
Chapter 1 栄光のVAIO
Chapter 2 失速するVAIO
Chapter 3 見せかけ成果主義とハリボテ組織
Chapter 4 こうしてソニーは技術を失った
Chapter 5 音楽を捨てたAVメーカー
Chapter 6 さらばソニー
Afterthoughts おわりに
【著者紹介】 宮崎琢磨
1972年、福岡県生まれ。東京大学教育学部卒業後、ソニーに入社。ITカンパニー等でVAIOの開発に携わる。2005年に退社し、現在はインターネットを使ったソフトウェア事業を手がける。
内容説明
いまやソニーは昔のソニーではない。この現実を著者はVAIO開発に携わってつぶさに体験し、絶望して退社した。現在、薄型液晶テレビBRAVIAが好調で、「ソニー復活」とまで言われているが、それは木を見て森を見ないメディアの勝手な判断である。なぜなら、BRAVIAのパネルは韓国サムスン製だからだ。独自のブラウン管技術で市場を疾駆したかつての姿は、見る影もない。同じように、携帯音楽プレーヤーの代名詞だったウォークマンは、現在iPodに完膚なきまでに叩かれている。つまり、今のソニーには誇るべき独自の技術がほぼなくなってしまった。新CEOハワード・ストリンガーが立て直そうとしているソニーは、ソニーという一流ブランドを持った三流企業でしかない。数字至上主義、歪んだ成果主義、社内の派閥争い…これらが、ソニーから企業存立の根幹である技術を奪い去ってしまったからだ。
目次
第1章 栄光のVAIO
第2章 失速するVAIO
第3章 見せかけ成果主義とハリボテ組織
第4章 こうしてソニーは技術を失った
第5章 音楽を捨てたAVメーカー
第6章 さらばソニー
著者等紹介
宮崎琢磨[ミヤザキタクマ]
1972年、福岡県生まれ。東京大学教育学部卒業後、ソニーに入社。ITカンパニー等でVAIOの開発に携わる。2005年に退社し、現在はインターネットを使ったソフトウェア事業を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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