Kobunsha paperbacks
はめられた公務員―内側から見た「役人天国」の瓦解

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334933593
  • NDC分類 317.3
  • Cコード C0036

内容説明

日本をダメにしたのは本当に「公務員」なのか?財政赤字は本当に公務員のせいなのか?彼らをリストラすれば問題は解決するのか?吹き荒れる「役人天国」批判に、公務員の現場から、あえて物申す。

目次

第1章 公務員は特権階級なのか?
第2章 官は本当に強いのか?
第3章 はめられた地方公務員
第4章 地方分権という罠
第5章 公務員大量解雇の時代の到来
第6章 立ち上がれ!公務員諸君
第7章 いい加減にしろ!公務員批判

著者等紹介

中野雅至[ナカノマサシ]
1964年奈良県大和郡山市生まれ。1988年同志社大学文学部英文学科卒業。1999年大和郡山市役所に入所。在籍中に働きながら国家1種行政職試験に合格、1991年旧労働省入省。The School of Public Policy、The University of Michiganへの留学、厚生労働省大臣官房国際課課長補佐(ILO条約担当)を経て、兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科助教授に就任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぺたろう

0
総論的には、面白い本でした。 ただ、各論を見るといまいちな部分もありました。 2010/12/20

pyonko

0
官僚がどういう風に働いているのかが分かり興味深い。地方分権と聞こえはいいが、権限を委譲された分責任を負わねばならない。しかし、中途半端に権限だけ委譲されても自治体のやりたいようには動けず、責任だけを負わされ、最後は地方公務員批判からくるリストラにまでつながる、と著者は説く。当時の公務員・地方自治改革の流れがある程度分かる。アウトソーシングの流れは、本書が書かれた当時よりも進んできていると感じる。民間も、もう少し興味を持って政治家及び公務員を見ていく必要がある。2014/06/12

すのう@中四国読メの会コミュ参加中

0
公務員になったから安心、という時代は終わった。仕事内容や仕事量がハードになる一方で、毎年のように給料は引き下げられる。公務員を目指している私としては、覚悟しておかなければならないと感じた。それと同時に、公務員批判で自己保身をはかる政治家に憤りを感じた。政治家は絶大な権力を持っており、公務員を動かすことができる。事業仕分けでは省庁の無駄を批判していたが、それは無駄な案を了承した大臣の無能ぶりを示したに過ぎない。公務員を批判するのではなく、まず与党閣僚を批判すべきであると感じた。2012/02/05

官兵衛

0
著者は元厚労省キャリア。この方は厚労省の前に某市役所にも勤務されており、公務員の現場でキャリア官僚や市役所職員を体験し見てきた公務員の現状をこの本に書いている。また著者はキャリア官僚時代に某県庁にも出向したことがあり、国と地方、両方の公務員の立場上の違いといったことも書かれている。そして現状もふまえ今後の課題やらも書いている。一読の価値有り。2010/05/31

とどっち

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【メモ】読書メーター登録あり:裏表紙裏赤シ―ル 読了:裏表紙裏緑シール

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