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Kobunsha paperbacks
音楽・ゲーム・アニメ コンテンツ消滅

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334933463
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0036

内容説明

あなたは、今、ソフト産業が提供provideするコンテンツを毎日楽しんでいるはずだ。それも、できるだけ安価low priceで、違法コピーillegal copyも海賊版pirates購入も積極的にしているだろう。しかし、このような行為の行き着く先は、「大衆文化の消滅」the end of popcultureだ。たとえばファイル交換を悪用すれば音楽はほとんどタダで手に入るから、誰もCDにお金を払わなくなり、その結果、制作者に資金が回らず、次回作に投資できない。作品の質は落ちる一方だ。日本が世界に誇るアニメ産業やゲーム業界もまた、崩壊の危機crisis of collapseに頻している。コピー問題に加え、劣悪な労働環境に現場の制作者が逃げだし始めているからだ。政府が「コンテンツ立国」を謳う一方で、もはや日本のソフト制作現場は回復不可能unrecoverableなまでに空洞化hollowing‐outしている。この状況が進めば、やがてコンテンツは消滅し、あなたが楽しむものが何もなくなってしまう「大衆文化果てる未来」が到来する。

目次

はじめに 何もかもタダの世界
1 破壊者か創造者か?―海賊版があふれる世界
2 ゲームクリエイターはどこへ行った?―衰亡する日本のゲーム産業
3 音楽産業を守り抜け―レコードメーカーに未来はあるのか?
4 サイバー時代の労働者たち―空洞化が止まらないアニメ産業
5 知財戦争の最終ゴール―クリエイティブ・コモンズとは何か?
取材を終えて 知財は崩壊してしまうのか?

著者等紹介

小林雅一[コバヤシマサカズ]
1963年群馬県生まれ。東京大学理学部卒業後、雑誌記者などを経てアメリカに留学。ボストン大学でマスコミ論を専攻。その後ニューヨークでの新聞社勤務を経て、現在、ジャーナリストとして活躍中。慶応義塾大学と情報セキュリティ大学院大学の非常勤講師も兼務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

greenman

4
パソコンとインターネットの急激な普及により、知財(本、映画、音楽、ゲーム、アニメなど)のありかたが変わっているのだという。今までのビジネスモデルが通用しなくなってきているものの、新しいモデルを生み出せずに、四苦八苦している様子が本書からうかがい知れる。小林氏は、現状を見据えつつ、新しい状況に対応していかなければならないと説く。情報技術、デジタルエンターテイメント、ビジネスモデル、著作権など、この分野は根本的に変わる可能性を秘めている。本書は2004年に発売されたが、現在もまだ本書の延長上にいる。2010/02/07

ガンジス川沐浴子

1
無料でコンテンツを手にすることを当たり前と感じているユーザーたち と 収入モデルが破綻して衰退するコンテンツ産業。 古い本なので、古いことしか載ってないのは仕方ないけれど 当たり前のことしか書いていないような。 ファイル交換ソフトの違法性 ゲーム業界の歴史 (近年高品質なゲームが作れるようになった分コストがかかって儲からない→オンラインゲームが主流に) 音楽業界(ダウンロードが主流になり小売店消滅) アニメ業界(産業の空洞化)2015/12/02

かわのふゆき

0
なぜ文章中に英単語を多数挿入しているのでしょうか。しかも、直前の日本語と全く同意の英単語。英語の勉強中に執筆したのでしょうか。2010/01/17

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