迫りくる自分

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334929275
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

顔も声も自分と瓜二つ。人間性は最低。この出会いは、何をもたらすのか。船橋から東京に戻る総武線快速。本田理司は、併走していた各駅停車の車窓に、自分と同じ顔をした男を見つける。血縁ではなく、服装も髪型も違うのに、まるで鏡を見ているようだった。やがて、二人は偶然再会し、その夜を契機として、世にも不条理な逃走劇が幕を開ける―。

著者等紹介

似鳥鶏[ニタドリケイ]
1981年、千葉県生まれ。2006年、『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

109
警察から逃げまくるパニック系?と思いきやちょっとしたオチもありました。2017/08/31

92
突如身に覚えの無い容疑から警察に追われ、それはどうやら自分とソックリな人間の仕業らしい。その冤罪を晴らすべく警察から逃走しながら相手を追いかける。意外(?)なハードボイルド展開。けっこう楽しめました。朴さんのキャラや、あとがきでのユーモアは流石2020/01/16

Yuna Ioki☆

69
1433-129-36 似鳥鶏作品初読み。あまり期待せずに読んだせいもあり結構楽しめた(笑)同じ顔をした狐と狸のばかしあいみたいな感じかな。あとがきのへろへろさに爆笑しながら他の作品も読んでみてもいいかなとか思うくらいには面白い(笑)2016/05/14

taiko

66
併走した電車の車内に、自分にそっくりの男を見た理司。 ある日、バーでその男と再会する。 その日から、理司は、見られている様な、自分を付けている目を感じるようになった。 … 前半はゾクゾクするような、不気味な恐怖を感じながら読みました。 後半になっての逃亡劇は、これってどう終わるの?と先が気になってページをめくる手をとめられなかったです。 自分にそっくりな人、会いたくないな~。 あとがきを読んで、著者に興味を持ちました。 確かに、今、読書酔いからは覚めた感じ。 あとがき効果ですね。2018/12/13

みかん🍊

60
似鳥鶏さんの青春ミステリーのイメージとは違いハードボイルド、自分そっくりな男が現れ最初ホラーかと思ったら、その男が犯罪を犯し代わりに犯人に仕立てられ警察から逃亡する。序盤展開が読めてきてちょっと読む気がしなくなったのですが、逃亡と犯人捜しとお決まりのパターンではありますがスピード感があり一気読みでした。最後の後書きも面白かった。2014/04/15

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