内容説明
私立探偵・法間謙一。人呼んでホウカン探偵。幇間、つまり太鼓持ちのことだ。立て板に土砂崩れの勢いでお世辞おべっか阿諛追従を連発し、それでなんとか人々の善意に縋って世渡りをしている―事件の謎も、絶体絶命の危機も、やむことのないお世辞で、円満解決だ！？―。
著者等紹介
東直己［アズマナオミ］
１９５６年北海道生まれ。北海道大学中退。９２年、『探偵はバーにいる』でデビュー。２００１年、『残光』で第五十四回日本推理作家協会賞を受賞。１１年、『探偵はバーにいる』にはじまる「ススキノ探偵」シリーズが原作の映画『探偵はＢＡＲにいる』が公開され、話題となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マムみかん(＊ほぼ一言感想＊)
25
立て板に土砂崩れの勢いでお世辞おべっか阿諛追従を連発し、相手を巻き込んで依頼を解決する『幇間探偵』法間謙一（ノリマケンイチ）。シリーズ最新刊は、７つの連作短編集。今作でも全身全霊をかけて誉めまくっていますが、ここまでやるのはともかく、人間関係をスムーズにする極意であるのは確かです。誉められれば悪い気はしないし、相手の心もほぐれ、口も軽くなるしね♪どの短編も、笑いの中に人生の哀しみのようなものがあり、特に『時カクテル』が好きでした☆2012/12/23
み
23
さくさくと♪ごますりも、あんだけあからさまだとねぇ(^^;実在したら、教授みたいに封印させるな。お話しは楽しめました(^.^)2015/07/27
あー
15
ものすごいゴマすり！本の半分はゴマかもしれない（笑）2016/08/21
さいちゃんの母
13
法間探偵が難事件を解決。7つの話。東直己には北海道警察のハードなイメージあるので、ソフトタッチの法間探偵の展開に最初は戸惑いましたが、こんなソフトな感じもありかな♪2014/03/06
asa.com
12
ごますり探偵！法間！！ 法間謙一！！ いや素晴らしい！！！ っておべんちゃらと追従で仕事をこなしていく太鼓持ちの事件簿短編集です。 いや～、素直に面白いですよ。 お世辞の中身も、なんというか年季が入っていまして、様々な方面のうんちく豊富です。 殺人犯や立て籠もり犯にまでお世辞をいう法間・・・ウケます(笑) 法間と作者、似通っている部分もあるかなと見受けられ。 これは今までにない探偵ものジャンルではないでしょうか！！？？ いや！！素晴らしいですね！！ なんて期待しすぎないでくださいね(笑)2013/03/08
