内容説明
はた迷惑な奴らリタ~ン。名探偵の条件―気力・体力・変人あしらい、そしていかがわしい依頼が舞い込む町在住であること。烏賊川市シリーズ最新作。
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年広島県尾道市生まれ。岡山大学法学部卒。1996年鮎川哲也編『本格推理8』に「中途半端な密室」が初掲載。2002年カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「Kappa‐One」に選ばれ、『密室の鍵貸します』で長編デビュー。2010年『謎解きはディナーのあとで』がミリオンセラーの大ヒット。2011年同作で本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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傾いた本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
105
烏賊川市その6。それはないだろというようなトリックが並ぶ短編集。七つのビールケースの問題が中でも良かった。2013/08/09
愛
103
何巻目かはわからないけど、久しぶりに読む烏賊川市シリーズでした。この本も伏線がユーモア(というか笑いどころ)に隠れていて、真相が全くわかりませんでした。と言うか、伏線までもを笑いにしてしまう東川さんって凄過ぎませんか?友達になったら楽しそう(笑)鵜飼さんと流平のコンビはやっぱり面白いですね。鵜飼さんのドジぶりも最高だし、流平の振り回されるかんじもまた良い。キャラクターの性格が上手く使われている。事件もなかなかのもの。このシリーズ好きだなー。2013/10/05
しろいるか
91
鵜飼&流平の師弟コンビによる烏賊川市シリーズの短編集。相変わらず徹底的なバカミスだ。飄々として何考えてるか判らないけど謎解きは冴えてる探偵・鵜飼と師匠に使われまくって色々危ない目に遭ってしまう流平。2人のドタバタぶりにミステリに必須の緊迫感はゼロ。叙述トリックや本格志向な推理もあるのに総じて「そんなん、あり?w」とつぶやいてしまう作風だ。長編だとおちゃらけぶりが鼻についてしまうところも短編ならちょうどいい。重たいものや難解なものを読んだ後の軽めな読書や、中高生が気軽に読むミステリとしておすすめ。2013/02/25
ヒロユキ
65
鵜飼さんが迷探偵どころかちゃんと名探偵してて逆にドン引きだわ(笑)あの探偵行為を報酬へと繋げる手腕、がめつさはもはや銘探偵並か?「宝石泥棒と母の悲しみ」は収録されてる話のなかで最も変化球、異色の作品だったけど、何となく一番烏賊川市シリーズっぽく感じました。なにせ他の話の鵜飼さんがスマート過ぎてね(笑)2013/05/26
オーウェン
62
烏賊川シリーズは今作から短編集に変わる。 完全なる密室と付いていながら、犯人のマヌケさをあっさり見抜く鵜飼。 ラストのセリフがまた鵜飼らしい。 「時速四十キロの密室」 奇想天外であり真相がバカミスみたいになっているが、鵜飼と流平の事件としてはこれぐらいぶっ飛んだ方が楽しめる。 いくらなんでも無理があるのだが、それを実行できた人物というところにしょうがないなと納得させる最後。 念を押す鵜飼がまた笑える結末。2022/05/31
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