内容説明
少年のような見かけの巡按御史・趙希舜のお供は、ひょろりとした優男だが実は拳法の達人、傅伯淵。軍人あがりで髭面の怪力大男、賈由育。そして元軽業師で伯淵に片思いしている茅燕児という個性豊かな四人が大活躍。
著者等紹介
森福都[モリフクミヤコ]
1963年山口県生まれ。広島大学医学部総合薬学科卒。1996年『長安牡丹花異聞』で第三回松本清張賞、『薔薇の妙薬』で第二回ホワイトハート大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
37
          
            タイトルが気になって借りてみたけど、肉屏風って「ああ、そういうこと・・・。」、表題作を読んで「・・・バカミスやん」と読み返して突っ込む。ミステリ的には「藻草塩の塑像」と「猩々緋の母斑」が好みだが・・・あれ、最後の話、これでおわり??2020/12/30
          
        スケキヨ
22
          
            面白かったー。巡按御史一行の続編。前作で謎に包まれた希舜が今作ではより一層大活躍。そして哀しい過去の一端や、意外に熱い部分も。キャラが生き生きしていて楽しかったです。希舜の『女難の相』が出まくり(笑)の「猩々緋の母斑」が一番好きです。「楽遊原の剛風」の最後の希舜のセリフで一緒に破顔できて嬉しかった。この一冊で希舜の虜になりました。続き、出てほしいです~2011/11/08
          
        ワッピー
13
          
            森福ワールド2冊目。巡按御史の一行はさらに進む。書聖の真蹟をめぐる謎「黄鶏帖の名跡」、塩田の地の殺人「藻草塩の塑像」、人の輪の中の不可能殺人「肉屏風の密室」、血の儀式の殺人「猩々緋の母斑」、ついに宿敵と邂逅「楽遊原の剛風」の5編を収録。どの作品も面白さで引けを取りませんが、ワッピー的には「猩々緋~」のサイコっぷりが印象に残りました。もしかしたら、新たな敵として再びまみえるはずだったかもしれませんが、出版年を見るにその兆候はなさそうです。残念。2018/05/22
          
        星落秋風五丈原
9
          
            少年のような見かけの巡按御史・趙希舜のお供は、拳法の達人・傅伯淵、髭面の怪力大男・賈由育、そして元軽業師で伯淵に片思いしている茅燕児という個性豊かな4人。諸国を巡遊し役人の不正を断罪する、中国時代ミステリー。2008/08/30
          
        よっち
9
          
            森福都さん著書の3冊目で、十八面の骰子の続編。巡按御史という身分を隠した希舜らご一行が諸国を巡って不正を暴く、中国版の水戸黄門。装画には戸惑ったけれど、肉屏風などのユニークな発想も謎解きも相変わらず面白い。因縁の信純との対決での終わり方は粋だけど、続編も期待したい。2012/03/31
          
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