たいがいにせえ

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334925888
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

信長の世。バテレンの密送を依頼された船乗り。どうにもならぬしがらみがあり引き受けたものの、行く手には海賊やらキリスト教に厳しい勢力やらが待ち受けている。その上、船ではバテレンがわがままし放題。面倒ごとの尻ぬぐいは全て主人公にのしかかってきて(「バテレン船は沖を漕ぐ」)。他、登場人物に応援と同情をしたくなる上質な七つの物語。

著者等紹介

岩井三四二[イワイミヨジ]
1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業後、会社勤務を経て96年に「一所懸命」で小説現代新人賞を受賞しデビュー。2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で松本清張賞受賞。2005年『十楽の夢』が直木賞候補となる。2006年『難儀でござる』がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あかんべ

5
長編で苦労したのに最後は悲惨な死を遂げる話より、短編で悲惨な話になる方が読みやすい。悲惨でない方がもっと読みやすいのは言うまでもないが。若い主に仕え奮闘する信長の逃げ道がよかった。一刻は千年は、紹玉尼を迎えるため兵を挙げる必要があったのか?と納得がいかなかった。2013/03/26

蕭白

3
良作でした。少し悲しい話があったり、思わずニヤリとする話があったりで良かったです。個人的には朽木元綱の話が、読後感が良くて◎の評価でした。2008/05/14

やむやむ

2
室町後期から江戸初期までの間で、周囲の人間に振り回されて「たいがいにせえ」と心の中で叫んだであろう7人の「迷惑かけられ記」短編集。中にはそれほどでも……と思わないでもなかったが、「祇園祭に連れてって」「バテレン船は沖を漕ぐ」「信長の逃げ道」「あまのかけ橋ふみならし」など、現代の中間管理職の悲哀とも通じる話で面白く読めた。戦国時代前後の大掛かりな物語は苦手なのだが、市井の人々や下級武士の人間味濃い日常が描かれていて、別冊の「難儀でござる」もぜひ読みたいと思う。2019/02/16

こまったまこ

2
面白かったです。短編集でそれぞれの主人公が終いには「たいがいにせえ!」と叫びたくなるような理不尽なお話ばかり。全て実際にあったことをベースにしているので興味深いです。結末にその後その人がどうなったか、史実が書いてあるのが良かったです。ヒドイ!と憤慨するお話、ちょっと切なくなるお話、苦笑するお話、と読んでいていろんな気分にさせてくれる一冊です。信長の朽木谷越えの裏側からのお話が面白かったです。若き朽木家当主が武将としては情けないのですが人柄が良くて好感が持てました。ずいぶん長生きしたみたいで良かった。2010/05/19

小ミカン

2
安易な創作でなく史実をふまえた良質の短編集。「信長の逃げ道」の朽木弥元綱はなかなチャーミングな草食系男子でした♪2010/04/27

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