内容説明
自分のしたことに後悔なんかしないわ。結婚して7年の麻子、結婚はしないけれど同棲中の治子、恋愛なんて信じていない育子。のびやかで凛とした三姉妹の物語。
著者等紹介
江国香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。目白学園女子短期大学国語国文科卒業後、米国デラウェア大学で詩を学ぶ。’89年「409ドクリフ」で第1回フェミナ賞を受賞してデビュー。’90年に発表した『こうばしい日々』が産経児童出版文化賞及び坪田譲治文学賞を受賞、初の映画化作品『きらきらひかる』で一躍脚光を浴び、’91年同作品で紫式部文学賞受賞。2002年には『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞を、’04年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。小説だけでなく、童話、翻訳からエッセイまで幅広い執筆活動の中で、常に清新な感性と、洗練を重ねた日本語のリズムに満ちた独自の世界を築いている
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感想・レビュー
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さおり
62
再読。忘れてた。私、江國さんのお話の登場人物には感情移入しすぎてしまうのだった。感情移入の域を超え、もはや同期。心が絡めとられてしまう。おかげで今夜は旦那さん相手に挙動不審だ(DVされてる妻なので)。江國さんの文章は過不足なくぴったりとみっちりと、私の心に合うのです。9年ぶり(?)ですが、変わってないみたい。私に一番近いのは次女治子だと思うのに、絡めとられるのは長女麻子なとこも。1番心に残った言葉が「そばにいるときよりも離れているときに、結婚はその効果を発揮する」だってことも。2014/09/17
あつひめ
30
ドラマ化を知り急いで予約。待たずに手元に届いたので人気が無いのかしら?と思ったり。3姉妹、それぞれが女の可愛い部分、苦い部分を抱えながら生きている。それも自分の物差しが基準で。恋愛に奔放であり従順であり…。恋愛に正解も不正解もない。ただ、自分を大切にすることで相手を思いやることができる。恋愛って、そんなに意識しないとできないものだったのかなぁ…。単なる本気になれない恋愛話ではなく結婚するということについても投げかけている。DVで悩む人を助けた瞬間、やっと浮き上がれるって思ったんだけどなぁ。ドラマが楽しみ。2011/11/01
メタボン
29
☆☆☆☆ いつも不機嫌で暴力を振るう夫邦一と共依存の関係にある麻子、キャリアウーマンで男に頼ることをしない治子、若いときから性には奔放だが岸正彰と会って「段階」を踏む恋愛に慣れてきた育子。三人の姉妹の視点がしょっちゅう入れ替わるが、話の流れがスムーズで破綻しないのはさすが江國香織。麻子の痛々しさ、治子の強かさ、育子の無邪気さ、それぞれ共感できたり、魅惑的に思えて、どっぷりと浸れる読書だった。読み終わると改めて最後の一文でもある表題がじんと滲みてくる。2024/11/10
風里
29
タイトルの様に生きられたら。 姉妹がいたらあんな関係性が築けるのだろうか。 ただ江国さんの描く恋愛は相変わらず理解できない。2012/07/02
YO-HEY@紅蓮ロデオ
28
人生を楽しく幸福に過ごしたい。三姉妹がそのゴールにどのように向かうか…形はそれぞれ、答えは様々(・◇・)?三姉妹の誰かにはシンクロできるんじゃないかな?2010/10/17




