トウキョウマンション―TOKYO MANSION

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トウキョウマンション―TOKYO MANSION

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334915407
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

この世は地獄だ。だが、このマンションで未来を変えてやる。老朽化により修繕不能となったタワーマンション、通称・トウキョウマンション。かつての高級マンションも、資産価値が大暴落を続け、空室も目立ち始める。その果てに不法滞在の外国人や犯罪者など、いわくつきの人間が住みついて“治外法権”と化した。日本の暴力団や中国マフィア、警察をも巻き込んだ不可解な事件が連続する中、懸命に秩序を守ろうとする管理人たち。その真の目的とは?貧困、格差、暴力から身を守るために、この物語がミニマルな新しい秩序を創り出す。

著者等紹介

石川智健[イシカワトモタケ]
1985年、神奈川県生まれ。25歳のときに書いた『グレイメン』で2011年に国際的小説アワード「ゴールデン・エレファント賞」第2回大賞を受賞。’12年に同作品が日米韓で刊行となり、作家デビューを果たす。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

114
豊洲や月島のタワーマンション群を見ていると、九龍城のごとくスラム化する未来を幻視してしまう。経済大国の徒花として咲き誇り、最後は無残に枯れ果ててしまう姿を。しかしペ・ミョンフン『タワー』など数百階建ての巨大建築が意志を持ったかのように蠢く設定の話を読んでいると、廃墟化した現実のマンションに得体の知れない犯罪者が集まって自主管理状態にあるとの物語は明らかに想像力で負けており、まだ『横浜駅SF』の方が奇想ぶりとスケールの大きさで圧倒している。ゾンビを扱った前作のように、思い切って突き抜けたドラマこそ望みたい。2023/11/25

rosetta

30
★★★☆☆流行りのタワマン小説に、先日読んだ『アミュレットホテル』の犯罪者御用達の要素をぶち込んだような?嘗ての香港九龍城を思わせるような犯罪者や訳ありが集まる老朽化したタワマン。無法地帯であるが唯一管理人キエフの論理だけで秩序が保たれている。最早この程度の設定ではこちらは驚かないよ(笑)。床面積6万㎡で50階建てならワンフロア1200㎡、土地が正方形なら35m四方か?案外狭いな。ただ「事前に確認した従業員リストで確認したから間違いない」(p160)なんて文章はプロの作家や編集者としては失格だよ2023/08/17

tomomo

20
図書館本 ⁡ 思ってたのと違う…って直ぐ思ったけど、読みやすくてイッキに読めてしまった 途中で気がついたけど『ゾンビ3,0』の作家さんだった ⁡ ちょっとやり過ぎ感あるけど、確かに日本の闇の部分を上手く表現してるのかも…⁡ 全ての人が清らかに美しい部分だけで生活って難しいのかな。。⁡ ⁡ 映像化しても面白そうな1冊2023/10/02

くまちゃん

17
豊洲にある朽ち果てたタワーマンション、通称トウキョウマンション。そこは自国を追われた犯罪者やいろんな事情から姿を消したい者、居場所のない者が集まる無法地帯。警察さえ手が出せない場所だった。それだからこそ最低限のルールが必要で、それを守らせる管理者がいる。管理者の本当も目的とは?2023/09/21

らなん

13
石川さん8冊目。2023年、連作短編集。最近、反社とかテロ、暴力などの話が苦手になっていたのに、日本の法律の及ばないこのアウトローなマンションを描いた、この本は別だったみたい。とても読みやすく、意外性もあり、何より管理人キエフの存在感と、このマンションを守ろうとする意志の強さが、安心感を与えてくれた。2023/10/20

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