花ざかりを待たず

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花ざかりを待たず

  • 乾 ルカ【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334915216
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

父が病に倒れた。進行は凄まじい速さだった。家族と自分の今までとこれからを考える暇も与えてくれなかった。きっと誰もに訪れる。でも、会えなくなるのはやっぱり寂しい。別れの日を前にした人々の思いが胸を打つ、感動の傑作。

著者等紹介

乾ルカ[イヌイルカ]
1970年北海道札幌市生まれ。2006年に短編「夏光」で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

218
2023年5月の第一作は、乾 ルカの最新作です。乾 ルカ、3作目です。本書は、半分私小説でしょうか?末期癌で入院した父親を巡る家族の群像劇、私の母も癌等で最近緊急入院したので、心に沁みました。 https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/97843349152162023/05/01

いつでも母さん

174
親の為に結婚するのか?そのあたりのやり取りはリアルではあるけれど、違和感が拭えなかった。叔母のような親戚も実際にいるよね。なので、40歳の長女・由希子の選択を私は支持したいー椎名利夫79歳、膵臓がんで余命1年を宣告されてからの家族の話。椎名家の母と娘たち、親子と言えど思いは色々。妻子を残し先に逝く利夫を思うと苦しく切ない。1年が2,3ヶ月にそして2週間と・・あれよあれよという間に悪化する利夫を見守る家族も、不安や覚悟と葛藤しながら遣る瀬無い。日々を思うと私も言葉がない。利夫の最期の言葉にはやっぱり泣けた。2023/06/11

とん大西

134
がん宣告を言い渡された利夫79歳。長年連れ添った慶子。彼らと暮らす独身の姉・由希子、優等生然の妹・真理子は二児の母。妻として、子として。それぞれがそれぞれに思う終末医療。1年と思われていた余命。が、加速していく命のともしび。もはや遺される者たちの心の猶予さえなく。悲しい、そう悲しい。でもその悲しみに浸る前に。途方に暮れる前に。夫に何をしてあげられるか。父に何を与えてあげられるか。数多ある家族の物語、それは我々の人生とも地続きである。んん、リアルに響いてくる。2023/06/11

モルク

132
膵臓ガンで余命1年を宣告された79才の父。しかしあっという間に進行し余命宣告された日から僅か36日でなくなるまでの家族の日々を描く。長女40才、小説家としてデビューするも…未婚、アルバイトをし実家で暮らす。夫に彼女の花嫁姿を見せることにやっきとなる母。女の幸せは結婚がすべてなのだろうか。結婚もせず正社員でもなく、安定した収入のない娘は不幸なのか。そんなのくそ食らえ!誰しも子供には幸せになって欲しいけどそれ=結婚ではない。でもそう思っている御仁がいるのも事実なのだ。それでも最後はホロリとなった。2023/06/13

のぶ

125
自分も身内で似たような体験をしているので、とても共感できる部分が多かった。主人公の椎名利夫は断続的に続く腹痛のため病院で診察を受けたところ、すい臓がんでステージⅣ、余命は1年くらいといきなり癌宣告を受ける。利夫には妻と二人の娘がいるが、ショックを隠せない。病状はアッという間に悪化して1年は持たないという。そんな状況の中で家族は何をしてあげられるのか。刻々と変わっていく状況を本作ではかなり細かく描写しているが、まず利夫の態度が立派だと思った。そして看病する家族の温かさに心打たれるものがあった。2023/05/31

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