暗黒残酷監獄

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暗黒残酷監獄

  • 城戸 喜由【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 光文社(2020/02発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334913366
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

同級生の女子から絶えず言い寄られ、人妻との不倫に暗い愉しみを見いだし、友人は皆無の高校生・清家椿太郎。ある日、姉の御鍬が十字架に磔となって死んだ。彼女が遺した「この家には悪魔がいる」というメモの真意を探るべく、椿太郎は家族の身辺調査を始める。明らかとなるのは数多の秘密。父は誘拐事件に関わり、新聞で事故死と報道された母は存命中、自殺した兄は不可解な小説を書いていた。そして、椿太郎が辿り着く残酷な真実とは。第23回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

著者等紹介

城戸喜由[キドキヨシ]
1990年北海道生まれ。「暗黒残酷監獄」が第23回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

142
うーん、個人的にはあまり楽しめなかったかな… 十字架に磔にされ殺された姉が遺した「この家には悪魔がいる」というメッセージ。その悪魔の正体を追い求める内に次々と明らかになる家族の暗黒な真実…極めて狭い構図の中で、とことん残酷な事柄の羅列が最後に結び付く展開は秀逸。ただ、主人公の誰も彼も小馬鹿にして嘲笑する様にどうにも嫌悪止まらず、集中力削がれてしまったのが残念…伏線になったとはいえ人妻キラーのモテモテ高校生って如何なものか…なんかラストも報われたのか狂気への扉開いたのか、監獄という環境にはぐらかされた感じ…2021/03/01

よつば🍀

128
第23回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品。史上最年少受賞作と言う事で文中からは躍動感が伝わって来た。主人公は、人妻との不倫に暗い愉しみを見いだす高校生・清家椿太郎。恋愛を絡めたドロドロ系ミステリーかと思いきや、兄の自殺、姉は十字架に磔となって死亡と、家族に次々と不可解な出来事が起こり始める。椿太郎が家族の隠された秘密の真相に迫って行くミステリー。言葉遊びの様に続く会話のキャッチボールは新鮮でリーダビリティは高い。ただ有りえなさ過ぎる展開と、誰にも感情移入出来ない事で面白さを味わうまでには至らなかった。2020/03/04

aquamarine

89
不倫相手の旦那が帰宅という修羅場から始まる。外へ出た彼にかかってきた電話は姉が磔にされ殺されたという…。学校に友達など一人もいない、なのになぜか女性にもてる彼は不倫に愉しみを見出す高校生。複雑な家庭環境を少しずつ頭に収めるころには、独特の雰囲気の文体が私をどっぷりとこの世界に沈めていた。第23回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。評価が真っ二つに分かれたのも頷ける独特の世界に、私は夢中になって潜り込み、真実を追う行動力のある彼に感嘆しながらミステリを楽しんだ。今後の著者の作品が今からとても楽しみだ。2020/03/03

あも

83
サイコパス?厨2病?どっちにしても小癪!人を煙に巻くような、木で鼻を括ったような!そんな会話で充ち満ちる。筆頭は勿論主人公の清家椿太郎(ちゅんたろう)だが、その他の人物もほぼほぼ全員おかしい。興味本位か何なのか切実さも真剣さもなく、兄の自殺・姉の殺害・母の浮気・父の過去を探る家族小説?ミステリ?諧謔か戯れ言か、シニカルでアイロニカルで迂遠な台詞回しの後に、米津玄師やKEYTALKを聴き、ジャンプ漫画を比喩に使う俗っぽさが正体不明。モヤモヤするけど何だか気になる変な小説。暗黒残酷監獄は声に出すと気持ち良い。2020/07/09

★Masako★

81
★★★✰︎城戸さんデビュー作。「この家には悪魔がいる」十字架に磔にされ殺害された姉が残したメモ。弟の椿太郎は悪魔を探す為、家族の身辺捜査をすることにした。家族、椿太郎の周りの人間、みんなどこかおかしい。だが一番おかしいのは椿太郎!会話が全く噛み合わず、人妻(不倫)好きで友達皆無なのに何故かモテる高校生!サイコパスか?ただ、家族の闇・真相を次々と暴いていく能力・行動力は凄い。伏線もしっかり回収され、これは中々の本格ミステリ。読了後、タイトルに納得。独特の世界観、次作がどんな作品になるのか楽しみ♪【図書館本】2020/07/23

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