そのナイフでは殺せない

個数:
電子版価格
¥1,540
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

そのナイフでは殺せない

  • 森川 智喜【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 光文社(2019/02発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外
  • ポイント 90pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年07月19日 03時16分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334912673
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「このナイフで殺した命は、16時32分に生き返る」異色の限定条件を逆手にとった驚愕の結末!ノワール・ミステリの新境地!!

内容説明

大学の仲間たちと自主制作映画を撮る七沢。ある日、イタリアの蚤の市で買ったナイフで鉛筆を削っていると、ガボーニと名乗る霊が現れ、「このナイフで殺した命は、16時32分に生き返る」と言い、姿を消した。半信半疑の七沢だったが、ナイフを使って殺した蝿が、翌日の16時32分に蘇生するのを目の当たりにする。一方、犯罪を憎み、規律を重んじるシングルマザーの小曾根警部。ある日、ミニシアターで上映された映画を観た客から、「あの映画は、猫や犬などを本当に殺しているのではないか」と通報が入る。監督である七沢を疑う小曾根だが、動物殺害の物証はひとつも出ない。執拗な捜査を続ける小曾根をあざ笑うかのように、七沢はナイフを使い、次々と命を奪っていく―。

著者等紹介

森川智喜[モリカワトモキ]
1984年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。京都大学推理小説研究会出身。2010年『キャットフード名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』でデビュー。’14年『スノーホワイト名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ』で第14回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

63
読み終えて茫然の犯罪ミステリ。いやあ面白い。まさに期待を裏切らない作品だった。「このナイフで殺した命は16時32分に生き返る」という特異な設定、その確実性を活かし切ったトリック、そして妙味のある物語を堪能した。殺人とは?、殺人の悪の本質は何かいう理論と倫理的な感情とのせめぎ合いを具現化したような寓話的ストーリー。殺人を犯す場面のゾクッとする心理描写がどぎつい。美しくはないのに美しいという警視のセリフやガボーニの幻想的な場面が印象深かった。これは犯罪ミステリなのか。最後の仕掛けが作者からの回答なのだろうか。2019/02/28

さっこ

43
初読みの作家さん。表題から想像していた内容とはまったく違っていました。ヨーロッパの殺人鬼の魂みたいのが宿ったナイフ。殺しても何時間後かに何事もなかったように生き返る。そういう意味なのか…。映画づくりのためにそのナイフを使用するのですが、結果、殺していないし事件も立件できない。どのような結末になるのか想像つきませんでした。これは好みの分かれる作品だと思います。個人的には登場人物みんなに魅力を感じることができなくて結末だけが知りたくて読み進めた感じです。2019/04/16

カノコ

40
そのナイフで殺した命は、必ず16時32分に生き返る。映画監督志望の七沢はそのナイフを使って作品のために命を奪っていくが…。著者らしい、特殊アイテムを使ったブラックユーモアたっぷりの作品。七沢も、彼も逮捕したい警官の小曾根も、いい感じの頭のおかしさ。怖い。途中の「必ず生き返るならばその行為は殺人か?」という議論も中々興味深かった。しかし何よりも特筆すべきは、趣味の悪さ全開のこのオチ!思わず「うわあ…」と声を上げてしまうほど嫌らしい最後の展開が、個人的に大好きすぎる。ミステリとしては控えめだが、楽しかった。2019/10/24

はな

36
そのナイフでは殺せない。そのナイフを使ったとしても、特定の時刻になると蘇生するからである。映画監督を目指す大学生の七沢と、役者として参加している友人の稲木戸と室伏。ナイフの特性を知った七沢はそれを利用してよりリアルな映像を撮ろうとするが……。七沢はもちろん、自虐かまってちゃんな室伏と異常なまでにヒステリックになる小曽根警部の女性陣もみんな面倒くさい。悪趣味な展開だけど、特殊設定がうまく活かされていておもしろかった。最後どうなるんだろうと思ってたら、そうくるのかー!!ブラックなラストにちょっぴりにやり。2019/11/30

horihori【レビューがたまって追っつかない】

29
「このナイフで殺した命は、16時32分に生き返る」綿密な“殺人"を繰り返し、それを撮影する若き映画監督と、暴走捜査で孤立する女性警部。壊れているのはどちらなのか。2020/01/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13546494
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品