出版社内容情報
井上宮[イノウエ キュウ]
著・文・その他
内容説明
電車を乗り間違え、見知らぬ町に降り立った島本。部下の矢崎は「すぐに離れたほうがいいですよ。ここは漠市です」と訳のわからぬことを言う。しかし先を急ぐ島本は、漠市を通り抜け、取引先へ向かう。するとその後、次々と幸運が舞いこみだした。大きな仕事が決まったり、会社のマドンナに声をかけられたり…。上機嫌で家に帰れば、玄関の前に元カノののぞみが座りこんでいる。復縁かと喜んだ島本はのぞみを家に泊めるが、のぞみは一言もしゃべらず、精気もない。そして翌日、のぞみを家に残したまま出社した島本がバッタリ出会ったのは、本物ののぞみ。では、家にいるあの女は誰なのか―。いや、何なのか―。
著者等紹介
井上宮[イノウエキュウ]
1961年愛知県生まれ。主婦。2016年、「ぞぞのむこ」で第10回小説宝石新人賞を受賞、デビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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