火刑列島

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火刑列島

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334912277
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



森晶麿[モリ アキマロ]
著・文・その他

内容説明

現象学者の凪田緒ノ帆は、半年前に自宅の火災で恋人を失った。まる焦げで発見されたその死体が持っていたスマホのロック画面には、下着姿の謎の女性の画像が残されていた。突然、緒ノ帆の前に現れた美青年・露木は“予現者”を自称し、「僕が予現したあなたの恋人以外の直近三件の火災事故では、いずれも被害者の男性のスマホにこの女性の画像がありました」といい、事件と女性の関係を一緒に調べようと誘う。さらに、謎の女性の画像を手がかりに、メグミという名前と、彼女を探す消防士・海老野ホムラが見つかる。三人は、露木の“予現”する火災とメグミの手がかりを追う旅をはじめた―。

著者等紹介

森晶麿[モリアキマロ]
1979年、静岡県生れ。2011年『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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みい坊

32
半年前に火災で恋人を失った緒ノ帆。恋人の残したスマホの画像に残る下着姿の女性「メグミ」。「メグミ」を追う予現者 露木、かつて「メグミ」の恋人で、彼女をアフガンで失った消防士ホムラ。3人の「メグミ」を追う旅は、軽井沢、多治見、岡山、九州と移り、先々で〈火〉を巡る事件に遭遇しながら、3人の過去へと繋がっていく。現象学などを巡る会話は良くわからなかったし、最後はゴジラ?なんて思いもしたけれど面白く読めた。4話のモリヤ・モルトのお話。モリヤ・ゴッデスはともかく、モリヤ・ゴッド。アクア。呑んでみたいなぁ〜2018/08/04

はる

13
現象学者の凪田緒ノ帆は、半年前に火災で恋人を亡くしていた。そこに、露木洋伍というYouTuberで予現者が現れ、恋人のスマホの待ち受け画面になっていた女性、めぐみの謎を解こうと誘ってくる。そして、近日に起こった火災のいくつかに、めぐみが関わっていると。めぐみを探る旅に、元カメラマンで、アフガニスタンでテロと火災に巻き込まれ、恋人のめぐみが行方不明になったというホムラとも出会い、3人は露木の予現を頼りに日本列島横断する。 森さんらしい、作品。頭に入ってこない部分もありつつ、緒ノ帆の過去のあたりは面白かった。2020/06/23

toshi

12
結局何だったんだ? ストーリも背景も良くわからん。 ファンタジーだったの? 最初は似非哲学的なセリフの応酬ばかり。 我慢して読み進めるもストーリが見えてこない。 段々バラまかれた伏線が回収されて何となくぼんやりして来たかと思うと、全く説得力の無い一見科学的な説明が始まってすっかり興醒め。 読まなきゃよかった。。。2018/07/28

ほたる

8
火に魅せられ惑わされる三人の列島縦断物語。火と関連づけて謎を解釈していくところが面白い。前半で予想してたことの斜め上を行くラストで、こんなことになるとは思いもしなかった…一度読んだ視点から読み返すとまた違ったことが見えそう。4話読むとウィスキーが飲みたくなるね…2018/06/23

にゃうぴょん

6
なかなか話の世界に入れず読み進め辛かった。主人公の過去がわかってから一気に話が展開し伏線が回収されつつも、そうだったのかと淡々とふんわりまとまった感じだった。2018/08/02

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