• ポイントキャンペーン

幻影たちの哀哭

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334911324
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



直原冬明[ジキハラ フユアキ]

内容説明

昭和十七年五月、横須賀海軍工廠への空襲による負傷、入院から復帰した亀島伊介海軍一等兵曹は、軍令部特別班への転属命令を受ける。ディーゼル機関の整備の腕だけが自慢の彼を待っていたのは、畑違いの防諜活動だった。その上、特別班は曲者揃い―軍の規律を無視する者、軍の規格に届かない者、常に不在の班長…。苦悩の中、亀島は裏切りと陰謀の世界にその身を懸けていく。そして、帝都に迫る巨大な危機とは一体?今、男たちの壮絶な戦いの幕が切って落とされる。

著者等紹介

直原冬明[ジキハラフユアキ]
1965年岡山県生まれ。京都産業大学理学部卒。コンピュータ関連の営業を経て、国会議員秘書を勤める。退職後、エンターテインメント小説新人賞への応募を始める。2014年に第18回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、2015年に『十二月八日の幻影』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

薦渕雅春

18
著者の本を読むのは2作目だと思う。前作は『十二月八日の幻影』ってタイトルだったよう。12月8日は知る人ぞ知る 太平洋戦争の勃発した日、つまり真珠湾攻撃ですね。本著も第二次世界大戦前後のスパイ活動、諜報がテーマのよう。「実際の戦闘行為と諜報戦は別の次元にあります。机の上では笑顔で握手を交わしつつ、机の下では蹴りあっている。それが外交であり、諜報戦です」 前作と登場人物も同じ人は同じ、歴史的にも興味のある ミッドウェー攻略作戦 が どう語られてるか興味深い 。*\(^o^)/* 2017/05/12

むう

9
行きつけの図書館新刊本コーナーから、表紙の絵に惹かれて初読み作家さん。途中で、シリーズ物の続きらしいと気づいたのですが、どうやらデビュー作の続編っぽく、新人作家さんの2作目とのこと。太平洋戦争期のスパイ小説でしたが、特に感銘を受けることもなく、ふつうに読了。物語の舞台となる特務機関の設定そのものが、ちょっとあり得ないよなぁ。人物もおよそ現実離れしてるし。というわけで、まあ、フツーの作品でした(笑)2016/12/19

桔梗屋

3
しまった…これ、2作目なのか。ま、こちらから読んでもそれ程支障は無いとは思うけど、デビュー作の方も探さないと。真珠湾からミッドウェーに至る日米対決の裏での苛烈な諜報戦は、さながら海軍版の『ジョーカーゲーム』なのだが、魔王・結城中佐みたいなレベルの超人が出てこないため、割と試行錯誤が多く、そういう意味では好感が持てた。凄味や外連味は断然『ジョーカーゲーム』だけど。そして、既に開戦してからの話なので、どんなに主人公側が頑張っても、負け戦をどれだけ綺麗に負けるか、という結論になっちゃわざるを得ないのが哀しい。2017/04/16

rosetta

3
★★★☆☆太平洋戦争中のたった四人のスパイ組織。息詰まる諜報戦が繰り広げられるのだが、リアリティと言うよりも紙芝居のような単純さ。タイトルと表紙も中二病っぽい(笑)2017/02/14

みいやん

3
前作「十二月八日の幻影」の続編。登場人物や電気ソロバンもお馴染み感があるスパイ合戦ものだが、何だかややこしくて…前作のほうがよかったな。2016/12/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11235491
  • ご注意事項

最近チェックした商品