アリス・ザ・ワンダーキラー

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334911195
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



早坂吝[ハヤサカ ヤブサカ]

内容説明

名探偵の父親に憧れ、“不思議殺し”の名探偵を自称する少女アリス。父親からの誕生日プレゼント“仮想空間”で待ち受ける5つの奇妙な謎を、24時間以内に解くことはできるのか?!たたみ掛けるドンデン返しと、迫りくるロジックの快感!『○○○○○○○○殺人事件』の著者が贈る、新感覚パズルミステリ。

著者等紹介

早坂吝[ハヤサカヤブサカ]
1988年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学推理小説研究会出身。2014年に『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞し、デビュー。同作で「ミステリが読みたい!2015年版」(早川書房)新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

170
早坂作品初読み。本家のナンセンスな部分を存分に生かしながらの、愉快でシュールな世界観、本格要素を巧みに絡めセンス良く仕立て上げられた構成とタイトルの素晴らしさに、両手を挙げて面白い!と思えた秀作。VRで再現された「不思議の国のアリス」の世界で、"頭を柔らかくして考えましょう"的な推理クイズから本格ロジックまで、この世界観ならではの5つの問題に挑む、探偵志望の主人公アリス。白ウサギに振り回される彼女が、探偵の無力さを実感しながらも"不思議殺し"を諦めたくない理由を始め、序盤からの多くの伏線が予想外の➡(続)2016/11/20

散文の詞

156
まさしくパズルですね。 パズル好きには、理屈抜きで、楽しめると思います。 しかも、そのパズルがいろんな意味で難しい。 誘拐だったり、ダイイングメッセージだったりとミステリーなんですが、特殊な設定のせいで、なかなか入り込めません。 そういう意味では、純粋にミステリーを楽しみたい人には、難しいかも。 2021/12/21

ダイ@2019.11.2~一時休止

117
アリスの仮想空間で5つの謎に挑む。やっぱりそういうオチかぁ~と思っていたけどそこからもう一つ用意してあった。エロ無しでもやればできんじゃん。2016/10/07

スパシーバ@日日是決戦

104
C (2016年) 将来の夢はお父様みたいな探偵になること。10才の誕生日プレゼントととして受け取ったのは、バーチャルリアリティを体験できる世界初のマシン(ウサ耳バンド)。各短編の評価は以下の通り。「◎ SOLVE ME」「〇 ハム爵夫人/カラスと書き物机はなぜ似ているか/卵が先か/Hurt the Heart」。児童文学の最高傑作と名高いルイス・キャロル「不思議の国のアリス」をモチーフにしたものには、小林泰三「アリス殺し」、北村薫「野球の国のアリス」をなどもあり、読み比べてみるのも良いかも..。2016/11/15

aquamarine

83
これは面白かった。10歳の誕生日にアリスがプレゼントされたのは「不思議の国のアリス」をモチーフにしたVRでする5つの謎解き。本家の設定を綺麗に生かして比較する楽しみも十分です。パズルミステリとうたっていますが、パズルだけじゃなくちゃんと本格な謎解きもあり、ずっと引っかかっていたことがちゃんと伏線で後で驚かされたり、想像するような雰囲気のラストではなかったりと、最後まで気が抜けないものになっていたのもとても良かったです。らいちシリーズより断然好みです。2017/08/30

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