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ベルサイユの秘密―女子大生桜川東子の推理

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334911140
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



鯨統一郎[クジラ トウイチロウ]

内容説明

マスター、山内、工藤のヤクドシトリオと、大学院生の桜川さん、アルバイトのいるかちゃんが、ノスタルジックな酒場談義を繰り広げるバー“森へ抜ける道”に、現役刑事がやってきた。桜川さんの酩酊推理が数々の難事件を解決してきたことを聞きつけ、その実力を見極めようというのだ。桜川さんは、ひたすら脱線し続ける話題の中で、事件の真相を探り当てられるのか?縦横無尽の酒飲みトークと不可能犯罪の意表をつく推理。

著者等紹介

鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。傑作・怪作・奇作・話題作を連発する、本格推理界随一のトリック・スター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

66
5大ウイスキーとはどこの事でしょうか?こんな問題から始まる、雑学と薀蓄の詰まった、シリーズの最新作を今回もとても楽しんだ。どの話も舞台のバーの雰囲気と交わされる会話がとても興味深くて魅了される。それぞれの章に事件が出てきて、桜川東子の推理も面白い。今回も過去の宝塚のスターの話や、テレビのアニメの話が多く盛り込まれている。鯨さんは覆面作家を通しているので年齢不詳だが、多分自分と同世代だろう。だから話題がシンクロして個人的にはより面白いものになっていた。2016/10/05

43
新キャラとして刑事二人が登場したけど、相変わらず事件そっちのけで横道にそれまくる 。宝塚、ウィスキー、昭和ネタが次々に出てきて笑えました。『大化の改新』の新解釈は興味深い 2019/10/17

Norico

26
バーの常連たちが、今夜も事件を解き明かす。昭和の芸能ネタが、半分くらい分からないけど、くだらなくて結構好き。あと、実際の事件を宝塚の劇の内容に例えて解決する無理やりさも結構好き2019/08/17

雪だるま

24
常連客が集まるバーで女子大生桜川東子による殺人事件の推理が行われる。 でも、推理の部分はあまり長くなくてほとんどがお酒の話や昔のアニメの話、宝塚の話などの脱線ばかりであまり面白いとは思えなかった。2019/09/17

KEI

23
殆どが酒場での適当トーク。ウィスキーの蘊蓄や、宝塚について、昭和アニメなど、ゆるーく楽しむ事が出来た。ミステリー要素は少なめだけど、この手の作風は、なかなか面白い(^^)2016/10/07

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