僕のアバターが斬殺(や)ったのか

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僕のアバターが斬殺(や)ったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334910976
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



松本英哉[マツモト ヒデヤ]

内容説明

仮想空間を現実の街に重ね合わせ、実際にゲーム世界を体感できるアプリ「ジウロパ」。ある日、高校生の日向朗は「ジウロパ」で自身のアバターを遠隔操作し、古ぼけたビルの一室に向かわせる。しかし、そこにいた青年のアバターと口論の末、闘いになり、彼の喉もとをバーチャル上の刀で掻き切ってしまう。翌日、そのビルで喉もとを切られた若い男の遺体が発見された。「犯人は僕なのか?」朗は高校生探偵・御影雫の力を借り、事件の真相を追うが―!?

著者等紹介

松本英哉[マツモトヒデヤ]
兵庫県出身。2015年、『僕のアバターが斬殺ったのか』で島田荘司選第8回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MATHILDA&LEON

33
ゲームという仮想空間にいる際に起きた殺人事件。この状況からして既に面白そうな予感はしていたが、本格ミステリーとしての条件を揃え、且つ、現実と虚構の境が曖昧になる不気味な世界観が、実に斬新で読んでいて飽きが来ない。探偵役の男の子もまた魅力的である。一見して掴みどころがなさそうでありながら、事件に対する意識と集中力は並々ならぬものを持ち、時々ハッとさせられる一言を放つ彼に好感を持った。ハウダニットの要素が強い物語で、読んでいる時にふと岡嶋二人の『クラインの壺』を思い出した。2016/07/03

はじめさん

19
ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作/ 現実世界でVRメガネやゴーグルを装着しプレイするバーチャルゲーム・ジウロパ。自分自身がアバターと一体化して動くソウルと、遠隔操作のファントム。二つの操作系統。高校生のアキラは幻のレアアイテムを求め遠隔操作中、敵対した一体化キャラクターと対決。銃vs.刀。倒された者は長時間ログインできないーーからくも相手の喉を切り裂き、ざまぁwとなった所だが、翌日、一体化キャラが喉が致命傷の遺体となって発見される。アキラは学校で浮いている、高校生探偵に身の潔白の照明を依頼。(H22016/07/05

hydrangea

13
VR・ARとミステリを合わせた、ちょっと先の現実にも有り得そうな設定の作品。どこかの何かで読んだ、見たような設定かとも感じましたが、謎解き部分は奇を衒った物ではなく、ミステリ小説として楽しめました。表題はもうちょっと練ったほうが良かったのかな、と思います。2018/04/29

マサキ@灯れ松明の火

13
高校生の日向朗は、仮想空間を現実世界に投影したゲーム「ジウロパ」で、「ある神器」を探している。ある日、「ジウロパ」で口論になったアバターを倒してしまう。翌日、アバターの「本体」が、遺体となって見つかった。朗は、「仮想空間と現実世界」の狭間で悩む…「僕が殺してしまったのか?」……同じ学校の高校生探偵・御影雫に依頼して、真相解明のために奔走する。………「高校生探偵」???某漫画&アニメを思い浮かべたのは、私だけではないはず!?2017/04/22

のりすけ

9
このゲームは「ゼル伝」や「FF」な世界観をクリアしていく「ポケGo」のような機能を持ったもの…という認識で良いんやろうか?確かに「ポケGo」も速度が出てたら何も出来なくしてあるからね。いまいちまとまりのない部分や、読者に不親切な部分や、オトナの関与が少ない部分など、イマドキっぽい小説。島田さんこういうの好きそうですから…v 2017/07/24

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