天使の棲む部屋―問題物件

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334910877
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人間離れした能力を持つ、規格外の名探偵(?)犬頭光太郎が再び現われた!今度はアメリカのアリゾナ洲の洋館の謎に迫る!

内容説明

大島不動産販売・販売特別室の若宮恵美子は、桁外れの「問題物件」のクレーム処理に悪戦苦闘、危機一髪のところを何度も犬頭光太郎という奇天烈な男に助けられている。文字通り人間離れした力を持つ犬頭は、前社長の遺児・大島雅弘が大事にしているぬいぐるみ・犬太の化身なのか…?そんな恵美子に新たに押しつけられたのは、アメリカのアリゾナ州の外れに建つ洋館だった。「天使の棲む部屋」と呼ばれる一室では、犯罪者ばかりが何人も拳銃自殺を遂げており、死者は50人とも100人とも言われているというのだが―。規格外の名探偵(!?)犬頭光太郎ふたたび!!喧嘩上等、ルール無用。ワケアリ物件など恐るるに足らず。なんでもありの破壊的ミステリー!

著者等紹介

大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。’97年「三人目の幽霊」が第4回創元推理短編賞佳作となる。’98年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スパシーバ@日日是決戦

100
C (2016年) 旧社長派(兄)の遺児は原因不明の病に冒されほとんど寝たきりの状態。現社長派(弟)は、介護をしている女性をクレーム処理係として雇用し、無理難題を押しつけ失脚を目論む。過去に多くの人が死んでいるという部屋、浴室で溺死した空室から水が漏れてくる、鳩の糞に覆われまだら模様ができあがっている鳩屋敷、介護施設の各階末尾一桁の同じ入居者が連続して死亡。各中編の評価は以下の通り。「◎ 鳩の集まる部屋」「〇 天使の棲む部屋/水の出る部屋/終の部屋」。未来を予知しているかのようなぬいぐるみの表情にも注目。2016/09/19

モルク

90
「問題物件」第2弾。相変わらず、力業で押し通しなんでもありの犬頭。今回は「キエェェェ~」が少なかったような。でも、恵美子がふっかけられる無理難題のクレームは確実にパワーアップ。なにも考えずにすらすら読め、テンポもいい、犬頭と恵美子の掛け合いもおもしろい。でも、会社の権力争いに進展はなく、雅弘の容態も落ち着きはしたが快方に向かっている感じもなく…ということは、続編ということですね。2018/07/30

takaC

90
人間ではないらしい犬頭光太郎(=ぬいぐるみの犬太?)が若宮恵美子を助けて人間離れな手法で次々に怪事件の真相を暴いていく。ただし、現実に事件が解決しているのかどうかはよくわからない。で、シリーズはこの先もまだまだ続いて行くらしい。ま、それはそれで歓迎だが。2016/08/08

初美マリン

76
もういいかな、感想もないような。2019/03/19

だんじろー

65
今回は変化球を混ぜてきましたな。まあそれでも犬頭の無双ぶりは相変わらず。楽しかったのは確かなんだけど、欲を言えば「水の出る部屋」は、ちと分かりにくかったかなあ。犯行動機と行動に無理があったような。次作は長編ですか。気長に待ちますよ。はい。2016/05/28

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