内容説明
岡崎松平家の嫡男・竹千代は、人質として尾張国におかれていたが、人質交換により、三河国へ戻され、今川家監視下の生活となっていた。申楽の師となった観世十郎に手ほどきを受け、今川義元の前で舞うこととなったが―。麗しい少年となった竹千代は、宿命の敵に激しい殺意を抱きながらも裡に秘め、自らの運命を切り拓く!破格のスケールの歴史小説登場!
著者等紹介
大塚卓嗣[オオツカタクジ]
1974年、東京都生まれ。2012年、第18回歴史群像大賞に佳作入選。’13年、『天衝 水野勝成伝』(『天を裂く 水野勝成放浪記』改題)でデビュー。それまで注目されていなかった猛将・水野勝成に光を当て、勝成ブームを巻き起こす。デビュー作にして同著が「この時代小説がすごい!2014年版」にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
15
【おきな書房】【速読】:なんというか若かりし頃の家康に表現のしようの無い実在感(実在像)を感じた。2023/10/25
hiro6636
1
数年越しに読了。 若く美しき家康が今川義元への復讐に燃える。2024/01/17
グランくん
0
家康は、傾城の美少年だった!! 織田家の人質だった頃は、信長に愛された。今川との人質交換の後は、氏真と義元に。そして、起きた出来事からある家を滅ぼすと誓う。 信長と前田利家との衆道関係や、衆道を全く解さない秀吉などの姿も描かれております。2023/09/12