内容説明
2024年、欧州での新型コロナウイルス感染爆発により、夏季五輪は再び東京で開催される。しかし、五輪提供馬の審査会で突如、馬を狂暴化させる「新型馬インフルエンザ」が発生。ウイルスはどこから来たのか。五輪は無事に開催できるのか。波乱の始まりは前回東京五輪での隠蔽だった!連鎖するカタストロフィに、若手獣医師・一ノ瀬駿美は毅然と立ち向かう。第24回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
著者等紹介
茜灯里[アカネアカリ]
作家・科学ジャーナリスト。東京大学理学部地球惑星物理学科、農学部獣医学課程卒。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。博士(理学)、獣医師。全国紙記者、国際馬術連盟登録獣医師などを経て、現在、大学等で教壇に立つ。『馬疫』が第24回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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