内容説明
二六〇年の泰平の世が続く礎を作った徳川家康。天下人となるまでの様々な苦労が伝えられてはいるが、表舞台での活躍の背後には、特異なる家臣たちとの交わりもあった。殿の初陣を待つ困窮侍、御家の倹約を監視した意固地な三河武士、家康に夢を託された“仕事師”…。そして、家康の最期、遺した子供たちの末路までを描いた傑作八編を収録。「知られざる家康」がここに。
著者等紹介
菊池仁[キクチメグミ]
1944年、神奈川県生まれ。文芸評論家。歴史・時代小説の評論を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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