内容説明
札差の筆頭行司を巡る争いが激化する御蔵前で、当代の伊勢亀半右衛門宛てに不可解な投げ文が届く。江戸の経済を司る影響力を持つ御蔵前の頭の座を狙い、張り巡らされた陰謀に会所は立ち向かう。さらに、幹次郎によって西河岸に落とされた元新造の桜季が忽然と姿を消した。別の線と思われた二つの事件がつながるとき、背後にいる謎の大物の存在が明らかになる。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計6500万部突破の快挙を成し遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。