内容説明
泉岳寺門前町の木戸番・杢之助は、曰くありげな夜逃げの女・お洽を助ける。後日お洽は亭主殺しの咎で捕われ、同時に捕まった二人の男とともに江戸に護送されることに。護送の一行が門前町に投宿する夜、謎の刺客が跋扈し、咎人たちが逃げ出した。役人たちの混乱のせいで町は蜂の巣をつついたような大騒ぎに。杢之助は不運のお洽らを助けるべく、影始末に乗り出す。
著者等紹介
喜安幸夫[キヤスユキオ]
1944年生まれ。兵庫県姫路市出身。’98年『台湾の歴史』で第7回日本文芸家クラブノンフィクション賞受賞。2001年『はだしの小源太』『身代わり忠義』などで第30回池内祥三文学奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真理そら
50
泉岳寺前に来てからは「~影始末」シリーズになっていたんだ。33+14+4=51巻目の木戸番シリーズは独特の少し古めかしいテンポがあって好きだ。2022/10/14
goodchoice
0
今回はいよいよ杢之助の街に町方が入る危機となった。いよいよ潮時か。2023/01/23
いえのぶ
0
泉岳寺門前の木戸番を務める元盗人の杢之助は物陰に隠れた女を助ける。しかし、その女と2人の壷振りが別々に捕まり、江戸に護送される。途中、杢之助のいる町で一泊するが、事件が起きる。江戸の町にひっそりと生きる町民の痛快時代小説。2022/12/08
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