内容説明
未知の寄生虫、サトゥルヌス・リーチ―不老虫が日本に入ってきた!?農林水産省の酒井恭平はアメリカから招聘したジャカランダ・マクアダムスのサポートを命じられる。不老虫は三人の女性に寄生した状態で秋葉原に潜伏しているのだという。酒井はジャカランダと、彼女の相棒であるスナドリネコのビオとともに不老虫を見つけ、処分することができるのか!?
著者等紹介
石持浅海[イシモチアサミ]
1966年愛媛県生まれ。九州大学理学部を卒業後、食品会社に勤務。’97年、鮎川哲也編の公募アンソロジー『本格推理11』(光文社文庫)に「暗い箱の中で」が初掲載。2002年、光文社の新人発掘企画「カッパ・ワン」に応募した『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。’03年刊行の第二長編『月の扉』は、各種のランキング企画に上位ランクインし、日本推理作家協会賞の候補にもなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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相田うえお
64
★★★☆☆23035【不老虫 (石持浅海さん)】漫画とかアニメ向きな設定ですけど、やはり映像化したら不気味な気もする内容ではあります。なんてったって女性に棲みつく寄生虫〜、きゃー❗️ 微妙〜にグロいシーンがあってゾッとするんですよ(汗💦)。そうそう、石持さんっていうと当方的にはミステリ作家のイメージが強いんですが、本ジャケからしてラノベっぽいと思いませんか?(笑)ま、難しいことは抜きにして娯楽的な読書時間を楽しく過ごせました。ほぼ最終ページまで目も離せずまっしぐらでしたから。プチグロ好き?にオススメ。2023/05/24
なみ
16
人を宿主とする寄生虫、不老虫をめぐる、緊張感のあるサスペンスミステリ。 日本に上陸した不老虫を始末するため、農林水産省の酒井と、アメリカからやってきた女性、ジャカランダがコンビを組み、秋葉原で宿主を探す。 メインの2人がとても格好よかったです。 特に第四章での酒井の咄嗟の行動には鳥肌が立ちました。 至るところで見られる、登場人物のロジカルな思考も、著者らしさがあって好きです。 終わり方もなかなか不穏でドキッとしました。2022/11/27
クキモン
13
不老不死の薬というのは人類の夢だけれど、こんな不気味な得体の知れない生物から生まれるのなら要らない。寄生虫が東京じゅうに広がり大パニックになる展開だと思っていたら最後は意外とあっさりと終結。しかし未知の設定をリアルに描いていることろがさすが石持さんの作品だと思いました。2023/04/16
terukravitz
5
★★☆☆☆2022/10/01
栄吉
4
★☆☆☆☆ 一気に読む。恭平達のその後が気になります。ビジュアル化したらと思ったら…キラートマトを思い出した。2023/04/20