内容説明
遊女たちの髪洗いの日、千惷楼でお職を張る女郎莉紅が客と心中した。廓の用心棒神守幹次郎らは、心中に見せかけた殺しでは、と疑いを抱く。探索で浮かび上がったのは、陰供を引き連れ楼に上がった謎の人物。白装束の軍団が幹次郎に脅しをかける中、莉紅とかかわる者らが次々と殺されていく。そして「闇の力」が会所に襲い掛かるとき、幹次郎らに生命の危機が!
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計6500万部突破の快挙を成し遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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