光文社文庫<br> 203号室 (新装版)

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光文社文庫
203号室 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334793883
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「ここには、何かがいる…」。大学に受かり、念願の一人暮らしを始めた沖村清美が選んだアパートの一室は、どこかがおかしかった。絶えずつきまとう腐臭、部屋に残る得体の知れない足跡…。次々と起こる怪異が、清美をじわりじわりと追いつめていく。著者自身の実体験も盛り込まれたリアルすぎる恐怖。読み出したら止まらない、戦慄のノンストップ・ホラー!

著者等紹介

加門七海[カモンナナミ]
東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了。美術館の学芸員を経て、1992年に『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、伝奇小説、フィールドワーク作品を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pino

124
読み友さんご紹介本。憧れの東京で一人暮らしを始めた女子大生の清美。すべり出しは順調だったが、この一室で感じた腐臭を皮切りに様々な怪異に悩まされる。斑の黒い染み、生温かい床、異音、そして部屋中が…。まるで部屋が彼女に危害を加えるかのような現象や追い詰められ心体を崩す様、周囲の反応がリアルに描かれ恐ろしい。ストーリーには加門さんの実体験も含まれるという。派手な仕掛けや驚愕な事実が明かされるといったオチは無いけれど手に届きそうな怪異ほど恐ろしい。昔、二階の部屋のカーテンの隙間から薄く笑う幽霊?を見た私はそう思う2022/07/31

chiseiok

38
イベント【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の一・和編〉参加7冊目。加門七海初チャレンジです。うむむ、そう来ましたか。最初はささやかな違和感から始まって、徐々に振り幅を大きくしてゆく密やかな恐怖。怪異そのものに加え、理解されない事への絶望も主人公清美の心を蝕んでゆく。凹んだり立ち直ったりしながら行き着いたその先は…っというお話。ずっと地味なボディブローを打ち続けられていつの間にかダメージが蓄積してダウンする…的な展開ですが、ダメージ自体はそんなに大きくない感じ?やっぱ『祝山』チャレンジ必要かなぁ(^_^;)。2024/07/18

小夜風

16
【所蔵】読みたかった本が新装版で出たので早速…怖過ぎて読むのが止められなくて一気読み。同じ年頃の娘たちがいるので(ふたり共まだ家にいるけど)娘たちがひとり暮らしを始めた気持ちで読んだから、清美が可哀想でたまらなくなった。怖くてパニックになってしまうことも、諦めて気づかないふりをすることも、それでも目に入ってしまう怪異も、もう本当に怖い。それでも現実に清美のような話をされたら、私も新里やゆき子のような反応をしてしまうと思う。それは自分自身が子どもの頃に、怪異を誰にも信じてもらえなかった経験をしているから…。2022/07/23

備忘録

14
本当に創作? という感じのホラー 最後の最後でこの部屋で何が起こっていたのか分かるようになっているものの、それまでは霊が現れたり瑕疵物件な事実が発覚したりなどということはなく とにかく不気味な出来事が続いていき主人公が壊れていく、それに対して周りの人達の醒めた反応がリアル2025/01/06

ひでぞー

10
なにかがでてくるわけではない、でも何かが起こっている。大学進学を機に一人暮らしを始めた主人公。都会ぐらしに憧れ部屋をお気に入りのアイテムで飾ってご機嫌だったが、昼夜問わず部屋には何かの気配が...そして広がる壁のシミ、ネズミが走り回るような足音、部屋いっぱいの虫、徐々に精神を侵され身体も傷だらけ。 かかわってくる知人もまともに取り合わないどころか、面白がっていてとても感じ悪い。もっとはよーに実家に帰るやろ、普通。心の奥の方から怖さが迫ってくるようで非常に怖かった。夜に読み進めるもんじゃないよなぁ。2022/12/08

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