内容説明
天明八年の正月、吉原にある引手茶屋の沽券が次々売り渡される事態が発生。吉原乗っ取りを懸念する会所の面々と神守幹次郎は、店を売り姿を消した茶屋夫婦の行方を追うことに。やがて幹次郎たちは、巨漢の武芸者を引き連れ、沽券を買い集める黒幕の年寄りに辿り着く。吉原乗っ取りを策する真の狙いは何か?敵を追い、決戦は真鶴の海、船戦へと持ち込まれる!
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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