内容説明
虚栄と粋と張りを競い合う吉原が炎上、仮宅商いを余儀なくされた師走。遊女・花蕾が行方を断った。その後、他の妓楼からも次々と遊女たちが姿を消す。楼主たちが騒然とする中、花蕾が何者かに攫われたことが明らかになる。廓の用心棒・神守幹次郎は、会所の男衆や身代わりの左吉とともに必死の探索の末、幕閣より閑職に追われた直参旗本の屋敷を突き止めるが…。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Happy
3
師走に炎上した吉原から仮宅での営業を強いられる中、何人のも遊女が居なくなり、稼ぎ頭だった遊女の自殺死体が見つかる。彼女に何があったのか?他の遊女たちは無事なのか?読ませるストーリーだった。2022/11/27
りゅうのすけ
2
いつもながら幹次郎の活躍にワクワクします。いろいろな出来事(金魚絡みとか…)に対して、会所の人たちの対応が的確でいいですね。続編が出るのは、定着したファンが多いのでしょうか。2025/06/29
へたれのけい
1
感想とは全く異なるのですが、昨日ブックオフで徳川家康を購入。世界で一番長い小説とも称されたことのある本を読み終える日はくるのか? 当面は吉原辺りを徘徊するつもりです。2025/05/07
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