出版社内容情報
提灯屋の娘おちかが待望の第一子を流産してしまう。そんなとき、捨て子の面倒を見ることになり……。シリーズ第四弾!
内容説明
泪寿司を支えていた職人、寿一が急死した。大黒柱を失い味を落とした上に、火付けに遭って見世が燃えてしまう。気落ちを隠せない主の小太郎だが、稲荷寿司の屋台で再出発を志すことに。見世は寿一の息子で大工をしながら手伝っていた寿助が引き継ぐのだが―。幾多の苦難を力を合わせて乗り越え、たくましく生き抜く江戸の庶民の姿を描く好評シリーズ第四弾。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学大学院中退。草創期の幻想文学会に参加。’87年『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。その後、ブランクを経て、’97年『百鬼譚の夜』で本格デビュー。幻想小説からホラー、ミステリー、時代小説まで、幅広いジャンルで、独創的な作品を発表し続け、俳句や翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なんてひだ
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寿一さん亡くなったんだね。実は泪寿司の最重要人物なのに、家事もあるけど潰れてしまったんだね。小太郎も稲荷寿司のしかも屋台が似合ってると思うけど、寿助がお店に入るとか妙なんだが寿司屋ありきなんだろうか。それにしても人情の溢れた長屋に街にだね。寿助と奥さんのやりとりも粋だよね、打てば響くって事。あれがギズギズしてると会話も続かないし無言になればもう後は一緒に生きてく意味がない。小太郎の結婚式に妊娠に、3話から盛り返したのは良かったですね。
goodchoice
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なみだ通りも家族が増え、一層栄えてきた。これからも人情あふれる通りであって欲しい。2022/05/09