光文社文庫 光文社時代小説文庫<br> みぞれ雨―名残の飯

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光文社文庫 光文社時代小説文庫
みぞれ雨―名残の飯

  • 伊多波 碧【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334793272
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

橋場の渡しの近くにある一膳飯屋に、事情を背負った人々が来る。誰でもが心に秘める思いに寄り添った、時代小説シリーズ第二弾。

内容説明

隅田川縁の橋場の渡し傍にある一膳飯屋『しん』には今日も、訳ありな客たちが、一時の休息を求めて訪れる。我が子との別れを決意した女、夢破れた元戯作者、父の借金で苦しむ女、男勝りで剣術に没頭する女剣士―。この店にいると皆、素直になれるのだ。ある者は、新たな一歩を踏み出し、ある者は過去に決別する。好評を博した時代小説シリーズ、待望の第二弾。

著者等紹介

伊多波碧[イタバミドリ]
2001年作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

92
一膳飯屋『しん』シリーズ第2弾。女将「おしげ」と若女将「おけい」の母娘、料理人「平助」の三人で営む飯屋にて繰り広げられるなんともアットホームなお話短編集です。本作もそれぞれに大なり小なりのワケありな来客から色んな話が持ち込まれます。パターン的には流れが決まっていますが、そんな流れにあっても、やはり女将「おしげ」の話はグッと胸に響きます。彼女ならではの言い回しやちょっとわかりなくい優しさがなんとも 絶妙です。前作の芸者「おちか」が引き続き登場するのが、なんとも粋ですね。今後の展開が益々楽しみです。2024/02/26

タイ子

83
第2弾。今作はいろんな箇所で涙がジワリと滲むシーンが多い。一膳飯屋「しん」を訪れる訳ありな客を相手に聞き上手の女将が話を聞く。その客の訳ありな話が綴られていく。この2つの筋立てで展開する物語はストレートに胸に響く。「みぞれ雨」小さい頃から妹に何でも横取りされていた姉。ついには夫まで取られた上に子供まで産んだ。子供を見捨てて妹は出奔、姉が育てたのに帰ってきた妹は子供を取った。子供の気持ちが切なすぎて涙。最後の「祖父」がいい。祖父が背中に背負って剣術をしながら育てた女剣士と祖父の葛藤。泣ける。2024/04/01

いたろう

69
シリーズ続編。前作が「橋場の渡し 名残の飯」で、「橋場の渡し」がシリーズ名、「名残の飯」が副題と思っていたら、本作は「みぞれ雨 名残の飯」。これは「橋場の渡し」シリーズではなく、「名残の飯」シリーズだったのか。江戸払いとなった新吉が、奥州から帰ってきた時に分かるようにと、隅田川の橋場の渡しの近くに、一膳飯屋「しん」を開いている、新吉の母のおしげと姉のおけいの母娘。全4話、「しん」の腕の立つ料理人、平助が、お客の希望に合わせて作る料理と、おしげ、おけいの二人が、人々を元気づける話が今回もいい。次作も楽しみ。2022/05/27

真理そら

58
「名残の飯」シリーズ2作目。1作目に登場した芸者・まめ菊と船頭・新市も準レギュラー的なポジションになっている。表題作はなんでもほしがるおさちに振り回されたおきよの物語。店の先行きが心配になるような話だった。「旅の終わり」は『結ー妹背山婦女庭訓波模様(大島真寿美)』を楽しく読んだ身にはうれしい趣向だった。オーソドックスな人情物のシリーズなので次作も読みたい。2022/06/28

onasu

13
千住大橋の下流、橋場の渡しの傍、五十代の女将(おしげ)、三十代の若女将(おけい)、還暦の料理人(平助)の三人で営む一膳飯屋「しん」を舞台にした人情譚2巻目(初巻、未読)。  「しん」は料理の評判もいいが、営む母娘も訳ありなら、それに引きつけられるように時折訳ありの客が訪れて、そこで何かする訳ではなく、ただ話しを聞いて、所望する料理を提供するだけだが、店を出て行く時には前を向いているように。  初めての作家さんで、しっとりとした時代もの、初巻も読んでみよう。2022/05/27

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