出版社内容情報
橋場の渡しの近くにある一膳飯屋に、事情を背負った人々が来る。誰でもが心に秘める思いに寄り添った、時代小説シリーズ第二弾。
内容説明
隅田川縁の橋場の渡し傍にある一膳飯屋『しん』には今日も、訳ありな客たちが、一時の休息を求めて訪れる。我が子との別れを決意した女、夢破れた元戯作者、父の借金で苦しむ女、男勝りで剣術に没頭する女剣士―。この店にいると皆、素直になれるのだ。ある者は、新たな一歩を踏み出し、ある者は過去に決別する。好評を博した時代小説シリーズ、待望の第二弾。
著者等紹介
伊多波碧[イタバミドリ]
2001年作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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