出版社内容情報
公儀武芸帖編纂所の頭取、新宮鷹之介は突然、将軍から呼び出しを受けた。そこにかつての宿敵がいた。人気シリーズ第九弾!
内容説明
「番方の武芸の腕を調べよ」―公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介は、久しぶりに将軍からの命を受ける。将軍の身の回りを警固する番方。将軍家斉はそれに「我が旗本達は、頼みとなるのか」と不安を募らせているという。対象は一癖ある者ばかり。調べ始めた鷹之介の前に浮き彫りになってきた事実とは―。大迫力の剣戟と鷹之介の優しさ溢れる、シリーズ第九弾。
著者等紹介
岡本さとる[オカモトサトル]
1961年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社90周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に『浪華騒擾記』が入選。以後、演劇制作や舞台の脚本、『水戸黄門』等のテレビ脚本を数多く手掛ける。2010年、『取次屋栄三』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
80
颯爽とした清々しい公儀武芸帖編纂所頭取・新宮鷹之介の活躍を描いた物語です。 徳川幕府の番方は、大番、小姓組番、書院番、新番、小十人組のいわゆる五番方で構成されています。新宮鷹之介は、第11代将軍徳川家斉の命で番方の各組の遣い手と御前試合をして行きます。此度は、大番から新番までの四組の遣い手と勝負をして勝っていきます。 最後の小十人組との勝負を前にして、柳生新陰流の遣い手で公儀武芸帖編纂所の一員である水軒三右衛門が柳生家へ出向いていきます。🌿続く→2022/01/21
とし
78
若鷹武芸帖「五番勝負」9巻。将軍家斉の身の回りを警固する番方、(小姓組、書院番、大番、新番、小十人組)の武芸の腕を調べ、家斉の前で試合をすることに、鷹之助の剣術の力量も凄いが、対戦相手に対する優しさが溢れていましたね。次巻の五番勝負が待ち遠しい。2021/12/24
ドナルド@灯れ松明の火
19
タイトルと内容が違う。実際は四番勝負ではないか。そろそろネタ切れなのか、将軍近辺の組織の中の武士で腕前を確かめることになる。今作では4勝負までで残りは次巻なのか。2022/01/18
犀門
4
No.015★★★★★将軍家斉の指図で番方の剣の腕を確かめる事になった鷹之介。クセのある奴もいたが、難なく仕事を終えた。して、将軍の真の狙いは?。2022/02/16
ekoeko
3
公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介の9巻。4編。もう9巻とは。2022/02/11