出版社内容情報
千葉の食堂「ちびねこ亭」。そこで亡くなった人との思い出のメニューを出してもらうと、ひとときの再会を果たせるのだという。
内容説明
「バカ、死んじゃえ」。夫の保と喧嘩した陽葵は、出勤する彼にひどい言葉を投げつけてしまった。その日、夫は事故に遭い、生きて帰ることはなかった―。悔やんでも悔やみきれない最後の別れ。陽葵は、亡くなった人ともう一度だけ会えるという千葉の内房にある食堂へとやって来るのだが…。人々の切ない想いに涙がとまらない、温かくて優しい連作短編集第三弾。
著者等紹介
高橋由太[タカハシユタ]
1972年千葉県生まれ。2010年、第8回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉として『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』(宝島社文庫)でデビュー。多くの時代小説の人気シリーズ作品を執筆している。時代小説以外の作品もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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