出版社内容情報
日本推理作家協会員が直近3年に発表した短編の中から15作を選りすぐり、編纂したアンソロジーを文庫化。
内容説明
人気ミステリー作家競演豪華アンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まこみん
38
一度は読んだ事のある作家さんばかりのアンソロジー。初めの青崎さんのは高校の卒業式に風邪で休んだクラスメイトの元へ学級委員の生徒が卒業証書とアルバムを持って家迄届けた状況の話で、こんな何気ない設定でも推理と驚きの場面があって嬉しい。次の秋吉さんの戦後の奇術師の話は、いつもの感じとは又違って、哀しいけどいい話。次の竹の話は以前に竹アンソロジーで読んでいて、竹林の妖しいあの雰囲気を思い出した。大山さんの話は犯人への導き方が流石だった。ラストの織守さんの遺産相続の話も良かったけど、想像が当たってしまった。2024/12/01
ぽろん
38
旬な作家さん達の短編集。それぞれの持ち味を活かして、愉しかったです。読みやすかった!2021/06/09
engidaruma2006
10
2年前に出た同タイトルの単行本を、2分冊にして文庫化したその上巻。単行本で作家名の「あいうえお順」に15作品あったのを、順番通りに7作と8作に分けたので、上巻は青崎有吾、有栖川有栖、大山誠一郎と、本格ミステリ好きにはたまらないラインナップ(但しここでの有栖川作品は本格では無い)。秋吉理香子、石持浅海もこっちに入っていて、これでは下巻が見劣りしそうだ(^-^)。 私は単行本で読んだので全て既読なのだけど、図書館にあったから借りて再読。青崎さんと大山さんの作品は、再び読んでも本格愛に満ちていて素晴らしい。2021/06/10
しばこ
9
ミステリーだからといって犯罪絡みのものだけとは限らないのだったとあらためて。ラストの作品は、そうきたかという展開たったし、それぞれテイストが違って楽しめた。2021/06/05
いもぷ
5
読んだことのない作家さんの作品も楽しめた。大山誠一郎さん、織守きょうやさんの違う作品も読んでみようと思った。2023/09/25
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- 和書
- 鉄道について話した。