内容説明
裏通りのオンボロ長屋に、白いむく犬が住んでいた。可愛がられていたが、悪党に殺されてしまった。悲しくてやりきれない住人たちは息巻いて、犬の仇討を計画する。武器を手に、いざ乗り込まんとするも、一足先に相手は何者かに殺されていた。一体誰が…?(「一犬伝」)思いにかられて驚くような活躍を見せる江戸っ子達を、同心・成沢東一郎が温かく見守る。
著者等紹介
和久田正明[ワクダマサアキ]
1945年静岡県生まれ。テレビ時代劇の脚本を多く手がけた後、現在では時代小説の執筆に専念している。その作風は骨太で、歴史的事実とフィクションを取り交ぜた抜群の手法には定評がある。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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