光文社文庫<br> つぼみ

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光文社文庫
つぼみ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334790684
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

学生時代の恋人津川を思って生きてきた華道の講師・美奈子。その教室に津川の末娘・紗英がきた―(「あのひとの娘」)。定職に就けない弟とそれを案じる姉、母を亡くして色を失った父と僕と妹…。それぞれ屈託を抱える登場人物たちが辿りついたそれぞれの「境地」とは。『スコーレNo.4』“もうひとつの物語”も収録。著者が十年間書き続けた作品が輝く傑作集。

著者等紹介

宮下奈都[ミヤシタナツ]
1967年、福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年「静かな雨」が「文學界」新人賞佳作となり、デビュー。「2016年本屋大賞」を『羊と鋼の森』で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

195
6短編が収録。始めの3編は茶道と華道から、続く3編は家族と友人から学ぶ、利他的想いやりに支えられている自由で唯一無二な人生が綴られる。茶道や華道にある厳格な型。そんな型と、だまし、信じ、錯覚し、振りをする型を尊重するような付き合いを、単純な積み重ねではなく、情緒から欲する行動が独自性に近づくことを描写。それを「美しく自由になれること」と表現。素晴らしい感動的な言葉。家族や友人の物語は、他人の想いで支えられる人生の素晴らしさを表す。誰かのため、失敗しない、後悔しないようにではなく、心地いいほうへと。 2020/08/13

SJW

122
平凡だけれど芯がある女性たちを描いた6つの短編集。初めの3編は「スコーレ No.4」の地続きの物語。各々の思いや憂慮を抱えながら生きる女性たちの心境が綴られていて、自分も各々のたどり着いた境地に納得したり、首をかしげたりと様々な感想となった。2021/05/16

いたろう

83
文庫で再読。短編6編のうち、最初の3編が、「スコーレNO.4」のスピンオフ作品。と言っても、「スコーレNO.4」を読んでいなくても十分楽しめる作品。というか、自分自身、「スコーレNO.4」の内容を、さらに言えばこのスピンオフ作品の内容も、かなり忘れていて、それで、今回、十分楽しんで読めた。これらスピンオフ作品を含め、全短編が、これから物語が大きく花咲く予感に満ちた「つぼみ」の物語。その中でも、晴子と晴彦(コーと彦)の姉弟の物語、「晴れた日に生まれたこども」の、その後がとても気になる。是非、続きが読みたい。2020/11/21

mayu

79
「スコーレNo.4」のスピンオフを含んだ短編集。今はまだつぼみだけど、先の開花を予感させるような柔らかな読後感の作品が集まる。「まだまだ、」紗英と朝倉君の膨らみ始めたばかりの恋心。人生のあらゆる型を学んできた祖母の「型があるから自由になれる。型が助けてくれる。」の言葉が深い。辛い時でも型があるから何とかやってこられたこと。型を知っているからこそ望める発展。覚えておきたい言葉。「晴れた日に生まれたこども」後悔がないように。私は消極的な選択をしていないか。迷ったら心地よいと思える方へ。少し勇気をもらえた。2020/11/05

ばう

77
★★★6篇の短編集。どの物語にも人には言わないけれど心の中に何かしらモヤモヤしたものを抱えた人達が登場します。けれどモヤモヤしながらも皆軸のしっかりした生き方をしているからラストはどれも前をしっかり向いて歩き出していて、だから読後感もスッキリ、自分もポジティブな気持ちで読み終える事が出来ます。今日みたいな明るい5月の読書にぴったり。 また3篇は『スコーレNo.4』とリンクしたお話だったので津川家とその周りの人々が登場していてとても嬉しくなりました♡2021/05/03

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