光文社文庫<br> 杜子春の失敗―名作万華鏡 芥川龍之介篇

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光文社文庫
杜子春の失敗―名作万華鏡 芥川龍之介篇

  • 小林 泰三【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334790363
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

友達に貢がされ、忙しい親からは金だけ与えられ放置されている中学生の暁美。ある夜、彼女の前に一冊の古びた本が現れた。驚いたことに、物語世界にいる杜子春が、本の中から語りかけてくるのだが…。(表題作)物語の住人たちと不思議な交流をする主人公たち―彼らを待ち受ける運命とは!?芥川龍之介の名作四編を大胆に紡ぎ直した、悪夢のような連作ミステリー!

著者等紹介

小林泰三[コバヤシヤスミ]
1962年京都府生まれ。’95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。以後、先端科学知識とグロテスクなホラー描写の融合した小説を数多く発表している。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちーたん

97
★★★★★芥川龍之介✕小林泰三。原作の登場人物と現代の悩み人が時空を超え繋がる。芥川作品に込められた教訓やメッセージ性をヤスミンが現代に置き換え諭す良作✨◆ヤスミンらしいグロ描写があるにはあるも芥川先生への敬愛が伺える1冊!原作の結末にあえて触れない辺りも好感が持てる!本作を読む前に原作予習は大正解だった!原作を知っていてこそ結末の余韻に浸れる。さらに読み進めるとニヤリとする本自体の仕掛け&おなじみのあの女性のまさかの登場に歓喜!最終話はヤスミンの遊び心が楽しめた🎵今後もヤスミンの本を愛で続けます✨2020/12/14

みなみ

26
芥川龍之介の小説四作(杜子春、蜘蛛の糸、河童、白)をアレンジした連作短編集。イジメやパワハラといった今時の世相を取り入れつつ、芥川の不思議な世界観と絶妙に混ざりあっていて楽しめた。河童の活け造りのグロい描写は直視するのが辛かったので、人にはオススメしにくいのが難点。「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」(歌野晶午)といったオマージュが好きな人には合いそうだ。2021/02/15

ミーナ

23
芥川龍之介の『杜子春』『蜘蛛の糸』『河童』『白』をベースにした4篇- すごくおもしろかった。 舞台は現代。しっかり原作も紹介しつつ、ヤスミンらしく残虐さもプラス。1話目の表題作がなんとも引き込まれ感が強い。いい意味で意外なラストがすてき。2話目で「あれ?」と感じたことが真相(?)につながり、あの人まで登場。さらに、芥川龍之介を読むきっかけとなり、お得感満載な読書だった。2020/08/01

ひさか

22
Web光文社文庫Yomeba!2019年10月〜11月:杜子春の失敗、2019年11月〜12月:蜘蛛の糸の崩壊、2020年1月〜2月:河童の攪乱、書き下ろし:白の恐怖、の4つの短編を2020年6月光文社文庫から刊行。文庫オリジナル。シリーズ1作目。芥川世界と現在とその世界の意味を再定義する展開で4つのストーリーが語られます。ラストでは、全ての話が総括されるという、小林さんお得意のパターンが出てきて、なるほどうまくまとめてあると思いますが、ダーク、過剰、過激な表現がキツく、しんどい部分が多かったです。2020/08/30

おすし

21
芥川龍之介「杜子春」「蜘蛛の糸」「河童」「白」をそれぞれ使った短編4話。『河童の攪乱』だけグロい描写があるものの、生き物を食べるってそういうこと大切にいただきましょう、っていう寓意かなと思えば(かなりの誇張だけど)受け入れられるし全体に教訓的。本家作品のオチは語られないので読んでみたくなるし、児童向けか?いいかも!甥っ子にあげようか…そう思いました最終話を読むまでは。『白の恐怖』友達を見捨てた報いは勧善懲悪的だけど悪ノリが過ぎるよ。あの女キャラが嫌いっていう個人的好みも大いに影響しつつドイヒー後味(笑)2024/05/21

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