光文社知恵の森文庫
古代史が面白くなる「地名」の秘密

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334787806
  • NDC分類 291.034
  • Cコード C0121

出版社内容情報

古代の日本を取り巻く政治・地理的状況をふまえながら、「地名」をキーワードに、古代史の謎に迫る。

内容説明

大和にも「出雲」という地名がある理由とは?『日本書紀』『古事記』の真実を地名から明かす。古代の史書に出てくる地名が、現在のどこにあって、当時はどんな地形だったのかを、豊富な地図で解き明かしながら、古代人の世界に迫り、中国や朝鮮半島とのかかわりについても、当時の日本を取り巻く状況を踏まえながら、古代・日本の知られざる側面をあぶり出し、歴史のロマンを堪能する。

目次

第1章 地名で甦る神話から建国の時代(三内丸山遺跡の「大きい・長い・多い」に疑義あり;どうして日本を「秋津島」と呼ぶようになったのか? ほか)
第2章 国家統一と邪馬台国の謎を地名に探る(草薙や吾妻などは日本武尊の足跡;九州の地名に残る神功皇后伝説 ほか)
第3章 飛鳥時代に「宮」が「京」に昇格した外交事情(聖徳太子が住んでいた上宮・斑鳩と古代の重要地、磐余の関係;飛鳥の地名の由来と蘇我入鹿が暗殺された本当の理由 ほか)
第4章 古代中国と日本の関係がわかる地名(日本人の祖先は、孔子の時代には中国にいた?;「岐阜」のルーツは陝西省の黄土高原にあり ほか)
第5章 古代朝鮮は古代日本に何をもたらしたのか(古代の朝鮮半島にあった楽浪郡・帯方郡はどこ?;楽浪郡(平壌)は中国の「植民地」ではなく、「内地」だった ほか)

著者等紹介

八幡和郎[ヤワタカズオ]
歴史家/政治評論家。滋賀県大津市出身。東京大学法学部卒業。1975年通商産業省(現・経済産業省)入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。パリ・ジェトロ産業調査員、国土庁長官官房参事官、大臣官房情報管理課長などを歴任。1997年退官。徳島文理大学教授(2004年~)、国土舘大学大学院客員教授(2016年~)。新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・ネット番組等多くのメディアで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

naoto

1
スラスラ読める文庫本。地名からのアプローチは面白いね。でも、地名のウンチクというよりは、普通に歴史の謎本といった感じ。古代史だけに、日本に収まらず中国、朝鮮の話も。韓国が主張する歴史と、著者の考える歴史はかなりズレがあるようだ。2025/05/05

Shinjuro Ogino

1
前半の日本の地名は、近畿や西の話が多く、ややマニアックで私は飽きた。後半の中国、朝鮮の話題は私には新しい話があって面白かった。 ・最近の教科書では「任那日本府」を取り上げていないという話は、私も訝しんでいた。著者は、①朝鮮半島と日本とは関係が深く、南部の諸村を日本が支配していたことは事実、②朝鮮の文献に任那の語が使われていなくても日本書紀等に書かれているから、日本が使うことは問題ないと主張。納得。同様に、聖徳太子と生前呼ばれなかったから使えないというのもおかしい。 ・倭人は呉の太伯の末との伝説も興味深い。2020/01/26

yuzi

0
お、おう。気軽に読める豆知識本かと思いきや結構すれすれで切れ味がある本でした。そして本の帯にある「なぜ日本を「秋津島」と呼ぶようになったのか」の回答は書かれていなかったように思う。タイトル通りの本の内容ではなかったかなぁ。人文社会ではよくあることなのかもしれないけど、出典がはっきりしていないというか、出典元自体がしっかりしていない情報も散見されて(ご本人はそこまで含めないと古代史の謎は解けないとおっしゃってましたが。)、ちょっとな。でもそこを加味して読む分には面白いテーマでした。2024/05/31

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