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出版社内容情報
わぐりたかし[ワグリ タカシ]
著・文・その他
内容説明
愛媛で「ひとりずもう」を、京都で「あとの祭り」を、静岡で「二の舞」を鑑賞する。金沢で「ごり押し」を体験し、島根で「地団駄」を踏んでみる…。ことばが生まれた土地を旅し、語源の謎に触れてみれば、通説を覆す驚きの史実が見えてくる。まさに「字件」は「言場」で起きている!?語源ハンターと行く、辞書には載らないことば探訪記。
目次
旅のはじめに―「語源ハンター」のススメ
急がば回れ―滋賀県
ごたごた―神奈川県
らちがあかない―京都府
ひとりずもう―愛媛県
あこぎ―三重県
縁の下の力持ち―大阪府
つつがなく―山形県
あとの祭り―京都府
どろぼう―愛知県〔ほか〕
著者等紹介
わぐりたかし[ワグリタカシ]
1961年、東京都生まれ。放送作家として長年活躍した後、大阪府立高校の校長に転じて話題に。その一方で、日本語の旅人“語源ハンター”としても活動し、テレビやラジオに多数出演。2017年、慶應義塾大学文学部を55歳で卒業後、大阪府立大学大学院経済学研究科(観光・地域創造専攻)へ進学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わ!
1
面白い!私は、基本的に紀行文が好きだが、この本は紀行文の中でも、とても面白い紀行文の一冊だと思える。「日本語源遺産」を求めて、語源ハンターの著者が、日本の津々浦々を巡る話だ。例えばタイトルにある「ちんたら」は、薩摩焼酎の精製法の一つに「ちんたら蒸留器」というものがあり、その精製スピードなどから「ちんたら」という言葉が生まれたとのことである。他の本ならこれを書物などで調べて終わりとなるところだが、この本では、実際に鹿児島まで行って、「ちんたら蒸留器」の現物を見て取材するところまでが書かれている。2018/08/04
tecchan
0
ひとりずもう、あとのまつり、ごり押しなど23の言葉の語源を探して、全国を旅したエッセイ。 これまで自分も旅した場所も多く、こうした語源を知っていたら旅ももっと面白くなったかも。 自分が良く参拝する近くの神社が出てきたのにはびっくり。2020/12/28
しょー
0
語源ハンターとしての著者がいろんな言葉の語源の現場を旅行しつつ確認するエッセイ。取材でもあるので一般旅行者が行っても見れないものもあるが、のんびり旅行した気分にもなれる。旅行先にたまたま語源の現場があれば行くんだけど。逆引き辞典ないかな。2018/05/04