光文社知恵の森文庫
世界インテリジェンス事件史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334786991
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報



佐藤優[サトウ マサル]

内容説明

かつてインテリジェンス大国だった日本は、なぜ凋落したのか―。元外務省主任分析官が、CIA、KGB、モサドなど各国の機関を解説するとともに、スパイが暗躍した歴史的事件を分析。覇権国アメリカの衰退、中国の台頭、イスラム原理主義、北朝鮮問題など、弱肉強食の“新・帝国主義時代”に入った世界情勢を、インテリジェンスの視点から読み解く。

目次

第1章 インテリジェンス戦争の舞台裏(ゾルゲ事件考察1―処刑;ゾルゲ事件考察2―情報収集;ゾルゲ事件考察3―スパイ活動と女性 ほか)
第2章 主要各国のインテリジェンス機関(「米中央情報局CIA」考察1―誕生前夜(前)
「米中央情報局CIA」考察2―誕生前夜(後)
「米中央情報局CIA」考察3―黎明期 ほか)
第3章 「失われたインテリジェンス大国」日本―新・帝国主義時代を生き残る知恵(大日本帝国陸軍のインテリジェンス1―情報収集の重要性;大日本帝国陸軍のインテリジェンス2―戦略と戦術;大日本帝国陸軍のインテリジェンス3―情報収集の態勢 ほか)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。’85年、同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館などに勤務した後、本省国際情報局分析第一課において主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任および偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕・起訴される。’09年に最高裁で有罪が確定し、外務省を失職。’13年に執行猶予期間が満了し、刑の言い渡しが効力を失う。現在は、執筆や講演などを通して、積極的な言論活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Miyako Hongo

12
今までにあった各国のスパイ事件の紹介と、現在の各国の諜報機関の紹介、戦前までの日本の諜報活動の紹介。世界の諜報活動総まくり的な内容。各国諜報機関の歴史やら位置づけやら立役者の名前やら。イギリス諜報機関がスパイ小説推奨してるってのは面白い。□やはりお勧めは3章。日本みたいな周りの趨勢でどうにでもなっちゃう国はきちんとアンテナ上げて情報とれや、という筆者の心の叫びが聞こえてくる。とりあえず国民の情報リテラシー上げるとこから初めて欲しいな。ラインとか、個人情報勝手に吸い上げるアプリは禁止の方向で。2018/07/13

桑畑みの吉

7
2008年~2011年に「EX大衆」に掲載した内容を単行本化、それを2016年に再編集・文庫化したものが本書になる。米国、ロシア(旧ソ連)、欧州諸国、イスラエル、北朝鮮、中国そして日本の諜報機関の暗躍の歴史を文献からの引用や筆者の経験を踏まえつつ、ざっくりと解説した内容となっている。かつて諜報活動の先進国であった日本の帝国陸軍が所有していた虎の巻『統師網領』の紹介と筆者の解説が面白かった。今こそ『統師網領』に学べということらしい。それにしても書店に行く度に佐藤氏の著作が多いのには驚いてしまう。2021/01/08

犬養三千代

6
そうだったんだ!と池上彰みたいに言ってみる。CIAの脆弱さか分かった。やはり、国家の歴史の長さ 侮れない。英露のインテリジェンスには脱帽。日本の陸軍中野学校的なのは自衛隊にあるのかなぁ?2019/10/16

松村 英治

2
インテリジェンスは、政治や外交だけではなく、人とかかわり組織を動かす立場にある人全てに関係すると思う。2016/08/01

Mandragoremi

0
ギブ2017/10/16

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