- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 雑学文庫
- > 光文社 知恵の森文庫
出版社内容情報
通り名を覚えるための「まるたけえびす」という唄もある京都の道。そこにスポットを当て、地図を片手に雑学的に網羅、紹介する。
内容説明
京都の道と言えば、東西南北碁盤目状に整然と通っていることでおなじみだが、歩いていると数々の「不思議」に行き当たる。「なぜか交差点には理髪店が多い」「なぜか烏丸通にはずっと歩道橋がない」「天使突抜通とか不明門通とか、変な名前の道がある」―実は、これらの「不思議」には驚くべき理由があった!街歩きが100倍楽しくなる、“裏”京都ガイド。
目次
第1章 歴史の不思議が詰まった道(京都の碁盤の目の不思議;細い路地は行き止まりに注意 ほか)
第2章 ご利益がひそむ道(寺町通(北側)
新京極通 ほか)
第3章 魔界に通じる道(千本通;九条通 ほか)
第4章 変な道(金戒光明寺・参拝道;鞍馬口通 ほか)
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naolog
6
2015年発行。那須だったかどこかで買ったような気がする。ずっと本棚に仕舞われていたが、読む本がなくなったので出してきた。ルーツは京都にあるとはいえ、行く頻度は年に1~2回。知らない道だらけだが、歴史は感じられるし、知っている道が出てくるとわくわくする。2024/07/29
犬養三千代
6
ほんと、題名の通り。地元の人も知らないような蘊蓄満載。お散歩しやすいようになっている構成は巧み。 2020/07/17
ゆうへい
5
京都の各通りについて詳しく述べられています。歩いたことのある道でも何気なく通り過ぎてしまうような路地に発見がありました。一つの道を取り上げ、その道の由来や歴史、道沿いの寺社仏閣が挙げられています。読んでいて京都の道は、東西南北碁盤の目になっていてわりと整然としているのが分かりやすいです。また、中心街はほとんど祇園祭に関係しているのが窺えます。十分な分量で普通に面白いですが、巻末の地図を見ながら読むのに手間がかかりました。さらに、トピックの紐付け、構成や分類もタイトルに沿ってややこしい感じでした。2020/06/21
Abercrombie
4
まだまだ知らないことがたくさんあるなあ。いちいち巻末の地図を見ないといけないのはめっちゃいらつく(しかも地図は大して役に立たない)。2018/10/03
紫雲
4
とても興味深い本で、気になったことをいちいちメモしていたら読み終わるのにかなり時間がかかってしまいました。『かつては河原町通にも電線が張られており、山鉾が巡行の当日になると電線を切りに関西電力の職員が出向き、通過すると急いで電線が張られた』などといった初めて知る情報には驚きました。祇園祭がこんなにも街や暮らしに溶け込み、影響を及ぼしているんですね。この他にも初めて知るエピソードがたくさんあったので、ぜひ実際に訪れて確かめてみたいです。2017/03/31