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出版社内容情報
常に〈最高〉を求めてやまないクラシック評論家が、指揮者13人の至高の名演をガイド。「世界最高のクラシック」続編。
内容説明
クラシックはたちが悪い。ベートーヴェンの「運命」もヴィヴァルディの「四季」も、たったひとつの正しい演奏などありえない。しかし、そこがクラシックのおもしろさ。同じ曲なのに、演奏家によってこんなに違うのか―そんな発見を愉しもう。クラシック批評の流れを変えた『世界最高のクラシック』の姉妹編、さらなる「最高」の演奏をガイドする。
目次
第1章 理念のバロック、官能のバロック、退廃のバロック
第2章 歌の恍惚
第3章 東西武闘派対決―豪快音響の快楽
第4章 岩のブルックナーと絹のブルックナー
第5章 明晰という美徳、または地中海的リアリズム
第6章 日本で燃え上がった二人の巨人
補章 これを聴きもらすのはもったいない!
著者等紹介
許光俊[キョミツトシ]
1965年、東京都生まれ。慶應義塾大学で美学、東京都立大学でドイツ文学を学ぶ。現在、慶應義塾大学法学部教授。クラシック音楽評論家、文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コチ吉
4
音楽を聴いての感興がストレートに伝わって来るような文章。かといって宇野功芳のようなどぎつさがなく、好感が持てる。ムラヴィンスキーのCDを何枚か聴き直して、我が意を得たり。音楽史の最重要とは言えない曲を振っても、抜かりなく音楽の神が宿っている。2020/03/08
夢仙人
0
そこそこ参考になった。2015/10/31
Toshiyuki Marumo
0
新書で読んだはずだけど、文庫化されて再読。やはり面白い。思わずカール・リヒターによる「マタイ」(1979年録音)をAmazonで頼んでしまった。2015/10/19