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内容説明
とかく上の世代に受けが悪い、いまどきの男たちの不可思議な生態を鋭く描く。本当の「男らしさ」とは?倉田真由美氏、大宮冬洋氏との爆笑対談も収録。
目次
単行本版 はじめに―男子を嫌うおやじたち
第1章 男子は自分が大好き
第2章 男子は家族が大好き
第3章 男子はこだわらない
第4章 男子はセックスにがっつかない
第5章 男子はおやじがキライ
倉田真由美・深澤真紀対談 「だめんず」と「平成男子」
大宮冬洋・深澤真紀対談 ロスジェネ世代・ボク様未婚男
文庫書き下ろし 「草食男子」の時代
単行本版 おわりに―男子はどんなおやじになるのか
著者等紹介
深澤真紀[フカサワマキ]
1967年東京生まれ。コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長。早稲田大学第二文学部社会専修卒業後、複数の出版社で編集者をつとめ、独立。書籍・雑誌・ウェブのプロデュースや、作家のマネジメント、若者、女性、食、旅など、様々なテーマの企画や執筆、講演を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明智紫苑
5
メインブログに投稿する書評のために再読。いわゆる「弱者男性」が話題になる以前の平成時代の男性たちについての批評。平成の「草食男子」と令和の「インセル」は全くの別物であり、「草食男子」は基本的に余裕がある人たちだったのだろう。令和の世は「男男格差」並びに「若若格差」がえげつないので、この本の令和版はシャレにならない内容になりかねない。異世代間格差以上に、同世代間格差の方がえぐいという事態が悪化しているのが令和ジャパンなのだ。2024/12/07
舞
1
お風呂入りながらちょこちょこ読んでやっと読み終わりました。草食男子という言葉を作った深澤真紀さんの本です。団塊Jr.以降の世代の男性をリスペクト男子、mixi男子、しらふ男子…など様々な○○男子にカテゴライズして親父世代と比較しながら紹介してます(内容は好意的)。とても面白かったです。2016/02/27
まーじ
1
図鑑と描いているだけあって、文字の区分けだけにはなるが分かりやすく描いてあった。作者も書いているが、読もうとする意図がずれればタイトルとは差異が発生してしまうと思う。あくまでこれは『草食系男子を含む世代の、平成男子全般の字鑑』という位置づけ。これを書いている時点で、どれだけ草食系という言葉が他のものを食べてしまっているのか分かる気がする。2010/08/04
R指定
0
「草食系男子」という言葉の生みの親である深澤真紀さんによる平成の若者の特性をカテゴリーした図鑑。今でこそ「草食系男子」という言葉はモテない女の言い訳のために使われてしまっているが、実はこれまでの日本男子の世代よりも“大人”で崇高である事を意味しての草食という言葉を形容している。平成男子は優しいよな。 読んでいて「大学でこういう後輩いる!」と思わず納得する事が多い。異性にガツガツせず、1人の女性と深く付き合わず、サークル仲間を大事にして、授業をみんなで一緒に受けて、なんか知らないけど海外ボランティアは好き。2014/09/23
MIYA
0
今の草食世代が年をとってオヤジになった時、社会はどうなるのだろう。今の草食世代は横のつながりを大事にするが、やがて縦のつながりを重要視する世代が出てくるのだろうか。2014/04/08