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内容説明
「いつお目にかかっても懐かしく、また嬉しく、最後まで、“元気のかたまり”だった淀川先生の貴重なメッセージを、ここにお届けします」(本文より)。人気番組「徹子の部屋」で語られた14回にわたる対談記録が一冊の本に。美しいものを美しいと感じる心、本物を見る目、そしてユーモア溢れる会話から淀川氏の優しさがほんのり伝わってくる。
目次
日々の楽しみを自分で作る
映画のこと
お母さんのこと
チャップリンのこと
映画と映画解説のこと
言葉について
書くことと見ること
ユル・ブリンナーのこと
人々との出会い
家族のこと、ひとりでいること
お母さんのこと 2
春風のような女性―谷崎松子さんのこと
人生とユーモア
著者等紹介
黒柳徹子[クロヤナギテツコ]
東京生まれ。東京音楽大学声楽科を卒業し、NHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優1号として活躍。『窓ぎわのトットちゃん』の印税で「社会福祉法人トット基金」を設立。日本初のプロのろう者の劇団を全面支援。ユニセフ(国連児童基金)親善大使、舞台女優としても活躍中
淀川長治[ヨドガワナガハル]
1909年神戸生まれ。「映画世界」編集部を経て、ユナイト映画などで宣伝を担当後、’48年から「映画之友」編集長。’66年からは「日曜洋画劇場」の解説を始め、独特の話しぶりで人気を得た。’98年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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桑畑みの吉
3
黒柳徹子さんと映画評論家の淀川長治氏(1909-1998)との対談本。とは言ってもTV『徹子の部屋』での放送内容計13回分を書き起こしたものである。亡くなって早いもので23年が過ぎようとしている。今でも日曜の夜になると映画を解説している姿を思い出したりする。そんな淀川さんの家族や長い人生で出会った人々、本職の映画についての多様なエピソードを纏めて読めたのはよい機会であった。イメージと違って素顔の淀川さんは意外と怒りっぽかった。2021/03/23
みなづき
1
二人の語り方、読んでいてほっとします。2014/04/19