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内容説明
ミステリー専門書店店長にして書評家。腕利きのライターにしてギャンブラー。その実体は恐妻ダメ亭主であった!本を題材に男のロマンを語るつもりが、なぜか最後は家庭内のトホホ話に…。情けなくも健気な抱腹絶倒エッセイ。住宅ローンは30年、子供2人は育ち盛り。今日も妻の「ろくでなし!」の声が聞こえる。
目次
今夜も朝帰り(『みんなの不倫』とカニ雑炊;ゲイ版「長いお別れ」を静かに読む ほか)
罪深い週末(十五年ぶりの悪女;ドレスシャツと口紅 ほか)
出たとこ勝負の春(テレクラ声の午後;家庭内サラ金地獄の夏 ほか)
言い訳の夜(我が家の「仁義なき戦い」;“お父さん”はつらいよ ほか)
来たるべき日々(千円ポッキーの哀愁;ギャンブル運よもう一度 ほか)
著者等紹介
茶木則雄[チャキノリオ]
1957年広島県生まれ。書評家。青山学院大学中退後、書店業界に就職。1986年、東京で初めてのミステリー専門書店「ブックスサカイ深夜プラス1」を開店。「本の雑誌」連載、「このミステリーがすごい!」企画など、書評家、エッセイストとしても活躍し、10年後フリーライターに転身。2002年書店の現場に復帰し、現在はときわ書房本店・聖蹟桜ケ丘店兼任店長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡部敬史/おかべたかし
28
なんと懐かしい本。版元の編集者だった頃、茶木さんといろんなところに潜入するルポをやっていて、このエッセイに僕も登場しているかも(笑)。茶木さんお元気かなぁ。2015/10/22
だーぼう
19
お座り一発、一回転で確変、閉店まで爆裂…まさにそんな気分。最強のコストパフォーマンスを発揮!ブログに感想を書きました。 2016/11/01
緋莢
12
ミステリー専門書店「ブックスサカイ深夜プラス1」の店長にして、書評家の著者。ギャンブル大好きだが、負ける事の方が多く、それで妻に怒られる事もしばしば。面白い本を紹介するエッセイのはずが、気が付くと家庭内の トホホ話になってしまい・・・2017/01/03
けいちゃっぷ
7
いやあ、未だにこんな破滅型の方がいたのですねえ。紹介文によると「ミステリー専門書店店長にして書評家。腕利きのライターにしてギャンブラー。その実体は恐妻ダメ男であった」。茶木さん、サイコーです。297ページ2009/11/29
Shun'ichiro AKIKUSA
4
著者が亡くなったときき、本を手に取った。この本によれば、著者が「神楽坂下書店員」だったのは86年6月の「深夜プラス1」の開店から10年間のことだったようだ。そのあいだに私は同店をかなり利用していたはずだ。2024/10/29