知恵の森文庫
日本焼肉物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334783884
  • NDC分類 596.3
  • Cコード C0195

内容説明

いまや、一大外食産業に成長した焼肉店。しかし、「焼肉」は、在日韓国・朝鮮人が苦悩の中で生み出した日本生まれの料理だった。―現在の焼肉店のルーツは?朝鮮半島の南北の対立が与えた影響とは?日本の焼肉の独自の特徴は?「焼肉」の誕生から現在までを、関係者への取材と豊富な資料で描き出した、初めての焼肉発展史。

目次

第1章 焼肉はどこから来たか(日本人の肉食考;焼肉のルーツを求めて;ソウルの朝鮮料理)
第2章 焼肉誕生前夜(焦土に蘇ったホルモン料理;ホルモン料理の誕生;家畜から食肉へ)
第3章 焼肉の誕生(焼肉屋(店)の登場
肉の美味しさをひきだすタレ
肉の美味しさも火加減、煙加減
食肉の輸入と食肉業者)

著者等紹介

宮塚利雄[ミヤツカトシオ]
1947年、秋田県生まれ。高崎市立経済大学経済学部卒業。韓国慶煕大学校大学院経済学科碩士課程、檀国大学校大学院経済学科博士課程修了。山梨学院大学経営情報学部教授。朝鮮近・現代史、パチンコ産業論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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梟をめぐる読書

7
「日本の焼肉産業(調理)史」への理解を目的として読み始めたのだが、むしろ戦中戦後の極貧の時代に日本人の捨てた牛や豚のモツ(臓物)を食らい、料理店を開業して生き永らえた在日朝鮮人たちの〝生〟への執念に圧倒されざるを得なかった。そうした彼らの血の滲むような努力が現代の焼肉文化の礎となっているというのだから、〈周縁〉的なエネルギーが沸き立つのを禁じえない。ただし「焼肉」の語源なども含めて「起源説」には概ね異説が存在するものなので、本書の記述も信憑性としては「※諸説あり」程度に留めておいたほうが良いのは確か。2013/03/04

knsh

1
斜め読み2013/05/26

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