知恵の森文庫
日本の貴婦人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334782634
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0195

内容説明

昭和の時代に名門に生まれ育った女性16名への貴重なインタビュー集。

目次

東郷いせ―自分のお祖母様には椅子をどうぞってするでしょ その延長に外交があるの
徳川喜和子―お金で誇りは買えないです 心の中から自然に溢れ出るものなんですよ
安田百合子―母から子に語りつがれてきたおとぎ話を英語でね 今年またクリスマスにでも出版しようかしら
酒井美意子―私は女を演技してるんです 自分のいいところを見せようと思ったらそうしなきゃ
伊藤ローザ―今の日本は毎日の生活が“カンフォタブル”ならそれでいいとだけ思っているみたいで
冷泉布美子―日本の心ってものをしっかりつかんでほしい いいところがたくさんあるのですもの
山脇道子―最近の女性は何でも他人のまねばかり もっと個性を大切にすればいいのに
広瀬忠子―男女同権なんて盛んに言われますけど私女性の勉強も足りないと思う
井上喜久子―この先どんな面白いことができるかと思うと年取っちゃいられないわ
鳥井春子―昨日のことはもう過去のこと ただ前を見て生きているだけです
小倉遊亀―とらわれないということができれば本当に生きることができます
山縣睦子―仕事か結婚か…両方とったらいかがですか?
土浦信子―私いつも今を生きてるの 昔がよかったとは思わないわ
小酒井美智子―楽しく暮らすためにはちょっとした遊び心が大切だと思う
石井好子―大臣の娘ともあろうものがレビューで歌うなんてケシカランと言われたんです
朝吹登水子―軽井沢でだけ毎年お会いする“夏のお友達”っていうのがずいぶんありました

著者等紹介

稲木紫織[イナキシオリ]
神奈川県横浜市出身。桐朋学園大学音楽学部作曲理論学科卒。フリーライター。在学中から音楽評、書評、インタビューなどを始め、女性誌を中心に活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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rinrinkimkim

3
おそらく存命の方は少ないと思うのですが孫子の代がご活躍されていることでしょう。明治からこっち、歴史の舞台がご自宅だったような女性へのインタビュウ集。どの方も「私はお転婆でした」と仰せです。お転婆、か~。お転婆は○○あそばせ。っておしゃべりするんですね。ついでに英語とフランス語もおしゃべり可能。そして活動エリアは銀座・軽井沢・芦屋。コロラチュラソプラノって初めて覚えました。林真理子さんが「はじめに」を書いているあたり林さんの大好物ネタなんだな~と。そんな感想しか残せなくてすみません。2021/09/06

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