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内容説明
業界人と知り合うため、キャバクラで働く歌手志望。プロ野球選手の妻になって注目されたい追っかけギャル。デビューのため、ギャラ無しでヌードになるタレント…etc.なぜ、彼女たちは有名になりたいのか?自らも女優志望だったという著者が、失敗し、悩み、もがきながらも、前向きに生きる女の子たちの「今」を追った迫真のレポート。
目次
1章 “有名人”というキャリアが欲しい(業界人と知り合うためにキャバクラ嬢に!;名前を売りたいと芸者からAVの世界へ… ほか)
2章 ヒロインをずっと夢みてきて…(152センチの最小レスラーが抱く大きな“夢”;芸能界は、お金も地位もいっぺんに手にできる! ほか)
3章 スターダストのままじゃ終われない(“三浦知良の元恋人”と話題になっている今がチャンス;“一流大卒”の学歴を捨ててスナック回りに ほか)
4章 それでも“私の生きる道”だから(“ギャラなしヌード”でも、デビューできるなら!;カラダじゃなくて、実力で勝負したい… ほか)
著者等紹介
家田荘子[イエダショウコ]
愛知県出身。日本大学芸術学部卒。女優を志したあと、ライターに転身。’91年、『私を抱いてそしてキスして』で第22回大宅壮一ノンフィクション賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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うたまる
1
「日本の芸能界って、そういう部分があるので、しようがないですよねぇ」……芸能人になることを目指す若い女性へのインタビュー集。取り上げられた15名のうち半分は応援したくなる人たちで、もう半分は痛いだけの人たち。で、どちらが可能性あるかって言うと、実は痛い方。なぜなら彼女たちは日本の芸能界の悪習である枕営業にも順応できるからだ。バイトをし養成校に通い正攻法で頑張る子たちは、気の毒だけどほぼ日の目を見ることはない。あぁ、だからこの国のTVには、歌えない歌手、踊れないダンサー、演じれない女優が溢れているんだな。2017/02/13